前日の大雨がウソのようにスッキリと晴れた男鹿中浜間口の海。
おが東海岸推進協議会の主催で、
海のそば・川のそば・山のそば・"浜のそば"4つのそばを散策してめぐる会が開かれました~☀
参加者の8割は男鹿市外の方・・・ということで、男鹿と男鹿産そばへの関心の高さがうかがえますね!
まずは肥沃な砂を運んでくるという滝川を見学します。
漁港こそ造られなかったものの、クロモ・ヤツメウナギ・ウグイ・カニなど、毛無山を源流とする滝川によって運ばれる養分によって海の幸にも恵まれていたという浜間口。
数年前には滝川が流れる「男鹿中杉下の米が一番おいしい」と評判になったことがありましたね。
過去記事リンク《滝川ダム》《三の滝》
【梟(フクロウ)の館】
80歳を超える浜間口の現役漁師・大高さんの お庭を探訪。
マツボックリからなるフクロウなど、遠洋で手に入れたものや、漁の合間に作ったものなど、みごとなコレクションが揃っていました。
ややっ!?あれはもしやウミマツでは!!??
多くの女性に囲まれ、握手を求められる大高さん。
女性たちも「握手してもらって元気をもらったわ~」と嬉しそうでした。
【中地区台地】
高い所で海岸段丘について教えていただきます。この辺りの台地は2~3万年まえは海だった!?
新・奥の細道
なんか"おやまかけ"みたいになってきました。
途中、沢の水で喉を潤おし・・・
ふたたび海が見えるところへ
シオカラトンボ
【浜田峠】
そば畑のむこうに海が見えます。
そばって山奥にあるイメージだけど、潮風があたるところに植えて大丈夫なの?大丈夫みたいです。かえって この独特の風味が話題を呼んでいるのだとか???
浜におりて あたりを散策。
【北浦層露頭】
ジオガイドさんがこの辺りの断層や、日本列島ができたしくみについて、模型を使って わかりやすく教えてくれました。
日本列島はこうしてあらわれた!!
男鹿半島の誕生秘話。
"そば工房おが"の進藤さんによる
"浜のそば"についての解説。
現在、そば畑の面積は1町歩半??約2ヘクタールほど。
10月30日に収穫祭を計画しているそうです。
このあたりの地層は滝川方向に傾いている ふくざつな地形!!??
このタオルのように褶曲(しゅうきょく)構造の谷になっている部分(=向斜)に滝川が流れています。
付近で発見されたクジラのあばら骨!?
約15Kgもある大きなものです。
海側を歩いて いよいよ そば畑へ・・・
7月に植えられたそば・・・
白い花が咲いています。
そばって成長が早いんですねぇ~
「10月30日に予定している収穫祭では、新そばを十割そばでリーズナブルに提供したい」とのことでしたので、おが東海岸推進協議会からのお知らせをおみのがしなく~☆
↑遠くて見づらいけどテッポウユリが咲いています。
浜間口は、男鹿半島 北のくびれた部分に位置しています。
このあたりの砂は、能代砂丘から運ばれて堆積した!?
"め"の細かい砂
トマトじゃないのです。
ハマナスの実なのです。
「こどものころ、熟したものを食べたものだ」
ローズヒップはお茶にもなるぐらいですもんね。食用になるかもしれません。
入道崎でおなじみ石焼料理に必須の"金石"を浜間口で発見!?
たっぷり歩いて学んだあとは
浜間口の公民館で待ちに待った昼食でーす。
★"浜のそば"オススメの食べ方★
「今日は のどごしの良い二八そばでの提供です。男鹿産の海藻・クロモもつきますが、クロモはつゆを吸うので、
①水そば(何も付けずに)
②つゆ に つけて
③薬味を入れて
④クロモといっしょに
おめしあがりください。潮風をあびて育った"浜のそば"は、そばの香りと甘さを感じます。」
ひとりぶんずつ茹で上げますので、
待っているあいだ地元のおかあさんが作ったスイカや
キュウリのピクルスを つまんで待ちまーす。
キター!!!!!
これまで"浜のそば"を《江戸一》や《そば工房おが》で いだだきましたが、
浜間口で育った そばを、浜間口で食べるのは はじめてです!!!これぞ真の贅沢!
しかも"そば湯"つき~♡
「これはッ!?つゆも出汁からつくっているな!!」
そば通をも唸らせるおいしさです。
短めで食べやすいので、わたし もう一杯たべられます。
食後は男鹿中の おとなり、五里合琴川にある"こおひい工房 珈音"さんの珈琲・・・。
意外な組み合わせですがなぜか合うのです。
"浜のそば"は、
角間崎の《そば工房おが》と
船越の《江戸一》に提供されています。
男鹿市男鹿中浜間口で育てられた"浜のそば"を味わってみたい方はゼヒおでかけしてみてくださいね。
念のため お出かけ前に「今日"浜のそば"ありますか?」と問い合わせておくと安心です♡