昨年、脇本城跡は国の文化財に指定されてから10周年をむかえました。
10月20日(火)開催された【脇本城で学ぶ山城のいろは】
平日にもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました。
文化会館からバスで脇本城跡へ
さすがバスの№も凝ってた~"い"の2号車とか いろは式でした
お城とか神社って だいたい高いところにありますもんね~
舗装されている坂道を登ります
※乗用車は もう少し上まで のぼることができます。
菅原神社の鳥居
学問の神様が祀られています。
鳥居の脇には『お習字が上達する』と言う学水が湧き出ていたんですが、だいぶ水量が減ってしまいました...。
海が見えるー!
お殿様も釣りしたかなぁ?
このプレハブは
脇本城跡案内所です。
自由に入って大丈夫なので、
椅子に座って休憩したり
パンフレットをもらっていってくださいね♡
城歩き開会式
あいにくの天気となってしまいましたが、約100名の方が参加してくださいました。
みなさん雨対策バッチリ☆さすがです
ゲストがスゴイ!!!
奈良大学学長・千田先生
落語会イチの城好き・春風亭昇太師匠
城郭ライター・城メグリスト萩原さちこ氏
開会式のあと、
3つのポイントに お3人がひとりずつ立ち、解説してくださいました。
井戸跡付近には千田先生が♡
お城には人も馬もいるので、井戸の有無・水の確保はとても重要!
脇本城は これだけの高さのところに井戸がいくつもある。
いかに立地が優れているかがわかるそうです。
ココには櫓のようなものが あった...のかも?
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★用語解説★
土塁...土を削ったり、削った土を盛って作られた土手のようなもの
曲輪...区画された平坦地。
つまり「盛り上がってる土に囲われた区域には、なんか建物あったな」ってコトなんでしょーか?
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城下町を臨む大土塁のあたりには昇太師匠が...!
ここは「居住空間だったのでは?」と考えられています。
城下町や海が見えて、とっても景色が良い場所ですもんね。
土塁が うっすら見えますが、途中まんなかのあたりで とぎれています。
そこには門や塀が あったのかも...?
・・・・・・と、いうことを わたしたちに説明するために走り出す昇太師匠。
熱いです...!!
謎①
「天下道が居住区のスグ下を通っている。誰もが通る大きな道が城の中心部に直通なのは あまりにも無防備では!?」
謎②館神堂(たてがみどう)は『ここどうなってるんだろうなぁ』と想像を掻きたてられる。
脇本城は まだまだ調査中!これからドンドン新しいことがわかってくるかも!?
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現場③南側の脇本城全貌が良く見えるスポットには萩原さちこ氏
ひな壇のように3段になっている曲輪(平坦地)が見えます
どんな建物が あったんでしょう??
ここからも城下と海が見えます
物見の人も「町は人がたくさんいて にぎやかだなぁ~」なんて考えてたかもしれません。想像が膨らむ場所です。
晴れていれば秋の穏やかな日本海が見えるハズだったんですが...
雨でも船がいるか、いないかぐらいはソコソコわかりますね
ココから見える
マフィンみたいなカタチの ちっちゃい山『男山』というそうです。
ちっちゃいけれど、まわりが良く見えそう!
こんど晴れた日に登ってみようと思います
むかしのお城の施設の名称って よく わからないですが、
ところどころに標柱や案内板があるので なんとなーく想像できますね
脇本城散策は、これからもっと おもしろくなりそう♪
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ひさしぶりに長くなったので、きょうはここまでー
つづきは あした☀
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2012年6月 7日国指定史跡・脇本城跡を散策しよう!
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2014年12月24日脇本城跡の魅力を教えて!