建保4年7月23日、門前の地に五社堂が建立のため柱建てされてから八百年...。
昨年の《プレ八百年祭》からさまざまなイベントを開催してまいりましたが、平成28年7月23日(土)その集大成ともいえる記念神事を執り行いました。
赤神神社入り口に飾られている灯籠にも ご注目くださ~い。
赤神神社拝殿の前を通って、右へ左へカーブする坂を上ると駐車場に到着です。
本部テントでは
願い木・祈願札のセットや
ナマハゲ面バッジ
夢灯りプロジェクトさんの【田老夢あかり】などが販売されていました。
門前浜産の天草から作られた"赤神様の ところてん"も無料で ご提供♡
このあたりは昔から海藻が豊富で、殿さまにも献上されていたそうです。
ここで願い木と祈願札に お願い事を書いて、九九九の石段を登り、五社堂前に奉納しましょう!
駐車場には秋田観光さん
男鹿なびさん
アメヤ珈琲さんの
ブースもありました。
カフェオレにしました。
九九九の石段をのぼった お客様から「秋田に住んでてこんな良いところないよ!」とまで おっしゃっていただきました。
石段脇のあちこちに灯籠が...。
鳥居の手前には清めのための水?
姿見の井戸をのぞいてみよう!!
天気が良いと『光が反射して姿が見えにくい』ってコトもあるかもしれません。見えなくても あんまり気に病まないでください。見えても危険予知は大事です。
のぼりきると赤神神社の宮司さんが出迎えてくれました。
今日は正装ですね~カッコイイですよ♡
願い木。
こんなに高く積み上げられました~。
祈願札はココに掛けて、と。
ここにも【夢あかり】
「東日本大震災を忘れない...」「被災地に寄り添う」支援のために制作され、今回は「千年への願いを込めて神の道に咲く夢灯り」として飾ってくださいました。
10時、記念神事
剣舞
巫女舞
雅楽
世界最古のオーケストラ!?
神社でよく耳にしますが、
三管の演奏を生で聴いたのは初めてでした。
玉串拝礼
吟詠心嶺流 宗範 吉田嶺耕氏による
詩吟《雄鹿おが》
赤神神社に伝わる武帝の伝説について詠ってくださいました。
神事の後は、特別ご開帳中の円空仏十一面観音菩薩立像を ご覧くださーい。
これも今日だけ!特別!!
いつもは札所のなかに大事にしまってある"逆さ杉"
「朝までに千の石段をつくる」という賭けに負け怒った鬼がくやしさのあまり引き抜いて逆さに地面へ突き刺した千年杉だと伝えられています。
太鼓の音と共に、なまはげ登場!!
男鹿温泉郷を拠点に活動している"恩荷"による《奉納なまはげ太鼓》です。
「カッコ良ぐ撮れよ!!」
ハイ!
わたしの腕に係わらず なまはげさんはカッコいいので大丈夫です。
恩荷のみなさんが奉納なまはげ太鼓を演奏しおえてから ほどなく...、
今度は地元・門前地区の なまはげ乱入!!!
黒い衣装の上にケデをナナメに重ねているのが特徴ですね。
門前のナマハゲは大晦日の夜、五鬼伝説の3兄弟(眼光・首人・押領)にちなんで3匹×2組で家々を まわるそうです。
お客さまとふれあい、記念撮影をして
山に帰って行きました。
我々も長楽寺で開催される徐福塚建立10周年記念講演《徐福と修験》を聴くため、石段をおりましょう!
手前は男鹿図屏風の模写。
いちばん奥にあるのが徐福塚です。
長楽寺さんの宝物殿では
県文化財指定《男鹿真山本山両山図巻》の特別展示が行われていました。
長楽寺。
リッパなお寺ですねぇ~
長楽寺さんからの眺め最高!!
徐福研究の第一人者・池上正治氏が中国・韓国・日本に伝わる徐福伝説について教えてくださいました。
その昔、秦の国から童男童女(先生曰くボーイスカウト的な)を連れて男鹿半島へ不老不死の薬草を探しに来た!?という徐福。
各地に伝説が残っていますが、男鹿では門前に渡来したと言われています。
徐福は まだ生きている!!??
薬草を探し続けているのでしょうか...
ふたたび九九九の石段を登って五社堂へ...。
お客さまに協力していただいて、
"千年杉の塔"を完成させます。
祝い唄の お囃子
見たことある人だなーと思ったら
記念演劇EN-TENで長老役を演じていた方では!?何でもできちゃうエンターテイナーなんですねぇ♡
「この願い木には、おひとりおひとりの"想い"が込められています。これからの百年...九百年祭...千年にむけて、"千年杉の塔"完成とともに八百年祭を記念いたしましょう。」
お囃子いいよぉ~♪
「男鹿の西海岸にあるHotelきららかに泊まったら朝チェックアウトするとき歌とお囃子でお見送りしてくれた」と聞いたことがあります。要確認です。
五社堂八百年祭記念《ライブペイントin長楽寺》
1度目は見逃しましたが、
2度目は見ることができました~☆
小学生の男の子もライブペイントに挑戦!!練習も下書きもナシってタイヘンそうですが...、
彼は天才でした。ピッピッと墨を散らして波しぶきを表現。
オトナだって負けていません
「何をイメージして描きましたか?」
「とにかく魚(アジ)を描きました」
よぉく見ると下の方にチンアナゴとニシキアナゴもいますね。
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こうして、無事閉幕した赤神神社五社堂八百年祭...。
五社堂はいつでも訪れることができますので、今回参加できなかった方もゼヒ参詣にいらしてくださいね!
千年杉の塔は3年ほどこのまま飾られるそうです。