男鹿市観光協会のフクカイチョーさんに「11月4日、まるきぶね体験イベントやるよ!え?雨予報??大丈夫だ私は持ってる男!」といわれ、戸賀(とが)塩戸(しおと)の船揚場に やってまいりましたー。

ホントに晴れてる・・・。

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漁船に かこまれて、木船が1艘ありました。

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縄文時代から!?の歴史があるという丸木舟(まるきぶね)です。とも(船尾)が太いので「ともふと舟」とも。とっても頑丈なので、漁や荷物の運搬・海上交通など、岩場の多い男鹿の海で大活躍だったんですって!100年ぐらい使われた舟も あったそうです。この舟は今から約65年前、昭和23年に つくられました。幅 約1m。長さ 約6.5m。

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木は真ん中のほうが重いので、年輪の中心が船底になるように彫られています。樹齢200~300年の大きな秋田杉を くりぬいて つくるので「えぐり舟」とも呼ばれます。

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船外機などは搭載していません。人力で動かすんです。
櫂(かい)を つないでいる部分も すべて木造。

「ちょっと乗ってみれぃ!」と言われたので、えへへ♪じゃあチョット失礼して・・・。

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あ、わりと ゆったりです。男性数人と漁具を積むぐらいなら大丈夫そう。この舟で沖に漕ぎ出したのか・・・、だいぶ覚悟が要りますね。

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進水式が始まりました。

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神主さんに拝んでもらって、安全祈願。

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丸木舟に詳しい いずみさんに歴史的背景や、菅江真澄が描いた丸木舟と戸賀の絵などについて教えていただきました。真山神社にある丸木舟の進水式も戸賀で行われたんですって!

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さぁ、いよいよ防波堤内で体験乗船です。

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埼玉県から お越しの お客さまにも乗船していただきました。みなさん余裕の笑顔で手を振っていますね♪楽しそうです。動力は人力のみなんですが、思いのほかスイスイ進んでいきます。

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「水の上をスーッスーッと進んで気持ちが良かった。」
「雲の上に いるようだった」
波の おだやかな防波堤内での運航でしたので、安定感が あったようです。

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では、わたしも!船頭さん、よろしく お願いしまーす★
海に漕ぎ出して4回目ともなると、船頭さんも昔の勘をスッカリ取り戻し、ますます じょんずに 櫂を操っておりました。

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乗ってみると、水面の近さに ちょっとビックリ!

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多少、右に 左に、ゆら~り ゆらりと ゆれますが、こわくはないです。

でも沖で、大きなメジマグロやアオ(ブリ)と格闘して釣り上げるとなると、バランス感覚が要求されそうですね・・・。

丸木舟、とっても楽しいです!
むかしっから伝わる男鹿の文化を子供たちに知ってもらうためにも、ゼヒ多くの方に体験してほしい!!でも もう寒いので、実際に お客さまに ご乗船いただけるのは来年の春以降になります。

丸木舟は、男鹿水族館GAO・真山神社・寒風山展望台・男鹿文化会館にも展示しておりますので、今のうちに じっくり見学しておいてくださいね★


美味しい料理・漁港・水族館・・・
いま、戸賀湾がおもしろい!

はらっつえ!戸賀網元番屋、鮭イクラ丼定食...

男鹿水族館GAOに行こう!

旬の お魚
アオ(ブリ)
男鹿のブリは おいしいよ!