3月30日 土曜日。新しくなった なまはげ館に、いっぺ お客さん来て にぎやかに なればいいな!ということで、里暮らし体験塾で安全祈願の神事を執り行いました～!
ナマハゲと同じような来訪神(おとずれ神)行事「クレント」のあるスロヴェニア(イタリアとオーストリアのお隣の国)の大使・ゾルコ氏も式典に参加してくださいました。
平成24年2月に、クレントの おまつりに男鹿の なまはげ太鼓が招待されたことがあり、その ご縁で この度 大使が男鹿を訪れてくださったのです。
「ナマハゲとクレントを通じて、男鹿とスロヴェニアの友好を もっともっと深めていきたい」
男鹿のナマハゲはワラでできた衣装に身を包んでいますが、「クレント」は羊の毛の衣装を身につけているそうです。「クレント」も冬に訪れ、悪いものを祓って歩くのだそうです。この人形は大使から男鹿市長にプレゼントされました。
つづいて、なまはげ館の「伝承ホール」では、「なまはげ館改修・里暮らし体験塾落成式」が行われ、男鹿市長から「観光だけでなく、伝統文化を築く基礎となる場にしたい。面・ケデづくり・ナマハゲによる教育･･･なまはげ館にはナマハゲの すべてがあります」と挨拶がありました。
今回の改修に携わってくれた設計者さんや、工事施工業者さん、そして、今回 展示場に 貴重な なまはげ面を提供してくださった地域の代表者の方々に、感謝状が贈られました。こーんなにリッパな施設が出来たのは、業者さん・地元の人・関係者みーんなの おかげ様です。ありがとうございました!
テープカットには真山地区の会長さんと、小学生の 女の子にも参加していただきました
さあ!それでは さっそく、広―くなって ひとがた が かぶっているナマハゲ面が110。ショーケースに飾られている面が40。展示するナマハゲ面が あわせて150に増えた「勢揃いエリア」に行ってみましょう!真山神社の神職さんが お払いしてくれるあとに みんなで ついていきます。
ナマハゲ面って、なんとなーく共通点があるようで、ぜんぜん違う部分もあって、見れば見るほど奥深いんですよねー。カクカクで鋭さのある お面もあれば、まぁるい かんじの愉快でコワ可愛い お面もある･･･。まるで子供が作ったような顔なのに、要所要所はスゴく凝っていて技術が感じられ、感心しちゃいます。
スロヴェニア大使のゾルコさん。お土産コーナーにあるナマハゲのついたネクタイを たいへん気にいってくださいましたー
ウサギちゃんにナマハゲ面とケデを着せて遊べる ぬいぐるみ「なまはげごっこ」も とってもキュートですよねー♪
外では恩荷による「なまはげ太鼓」も演奏されました。寒さを忘れるほど、熱の入った演奏を お楽しみいただきました。
そのころ、「里暮らし体験塾」では、地元の おかあさんたちが作ってくれた「だまこ餅」が ふるまわれていましたー
このように みなさまの おかげでリニューアル工事も落成式も無事 完了いたしましたので、これからは じゃんじゃん遊びに来ていただけます。体験塾では 男鹿での暮らしぶりも学べるので、修学旅行・まなび旅にもピッタリですね★男鹿に なまはげ館あり!観光に、教育に、はりきって ご活用くださーい!
