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第50回なまはげ柴灯まつりの最終日、2月10日 日曜日。男鹿市北浦の男鹿温泉交流会館 五風で「第1回ナマハゲ シンポジウム」が開催されました。
今年度は、「ナマハゲ伝導士 認定試験」は第10回、「なまはげ柴灯まつり」は第50回を迎えるという節目の年でした。
そこで、全国からナマハゲ伝導士のみなさんや民俗学を研究している先生などに集まっていただいて、ナマハゲとナマハゲ行事について意見を交わし、後世に どう伝えていったら良いか、男鹿に伝わる伝統行事の真髄を とくと話し合いましょう!!と いうワケです。

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参加者に配布された資料。中には、黒くてカッコイイ水に強そうな袋ッコも入っていました。

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イキナリむずかしい話から入るのも なんですので、まずは 男鹿温泉郷を中心に活動し、多くのイベントにも出演してくれているナマハゲ太鼓団体「恩荷(おんが)」による大迫力の演奏をナマで お楽しみいただきます。

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こちらは数日前から本当に お問い合わせが多くて、ナマハゲ太鼓が見たくてシンポジウムに参加してくださった伝導士いがいの お客様も いらしたぐらいなんです。

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「大晦日のナマハゲ行事再現」
ふだんは男鹿真山伝承館で行われている「学習講座」を、今日は五風で演じてくださいましたー。

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この再現に あったように、実際 子供たちはナマハゲの声が聞こえてくると、押し入れや とっておきの隠れ場所に逃げ込み、ナマハゲは子供たちや嫁を探して家中を探し回ります。

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家の主人が 嫁や子供を かばい、餅や ご祝儀を渡します。このようにナマハゲは、家族の結束を促し、「来年来るまでマメでれよ!(=元気で いてください)」などと言い残し帰っていきます。

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観光協会の会長さんから「全国に832名いるナマハゲ伝導士は男鹿の観光大使でもある。みなさん おかえりなさい!」という歓迎のあいさつが ありました。

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まずはコーディネーターの鎌田 幸男 先生に、男鹿のナマハゲの特徴について お話していただきました。
ナマハゲのような来訪神行事は全国に多くありますが、「男鹿のナマハゲ」には他に無い特徴が3つほど あるんですって!
ひとつめは、おやま信仰との かかわり。
ふたつめは、男鹿市内の ほぼ全ての集落で実施され、広範囲であるということ。
みっつめは、迎える側の意識。時代によって変わってきてはいるが、男鹿では大みそかの夜に家族が集まり、ナマハゲを待ちます。お膳や お酒を用意して歓待するなど、迎える側の意識が、男鹿のナマハゲは他と違う。ナマハゲを知ることは、迎える側の意識を知ること。・・・という お話をしていただきました

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真山地区の青年会長さんからは、真山地区のナマハゲ行事の現状について おはなしがありました。ナマハゲが家々をまわることが地元の連絡手段になっているということ、他地域ではナマハゲの なりて が 少ないなか、真山地区青年会の参加率の高さの理由などタメになるエピソードが多かったです。

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福米沢の石黒さんは、8月16日に行われている「福米沢の送り盆行事」と12月31日の「ナマハゲ行事」について お話してくださいました。
福米沢は、夏には秋田県指定 無形民俗文化財の「福米沢の送り盆行事」、冬には国指定 無形民俗文化財の「男鹿のナマハゲ」、国と県、ふたつの無形民俗文化財を抱えた特異な地域なんです。そして、その2つの行事に中学生以上の青年が積極的に参加しているというのも福米沢の すごいところです。

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男鹿南中学校の校長先生は、地元・元浜町と安全寺のナマハゲとを比較。
学校では子供たちへナマハゲ文化を継承するため、総合的な学習の時間にケデづくりの授業をしたんですって!楽しみながら学べそうですね!

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最後は例年のように なまはげ柴灯まつりに参加してくれて、夏にはオガルベで講演も行ったインディアナ大学のマイケル・フォースター准教授のおはなし。
ナマハゲ行事を行うことによって深まる地域のきずな。ナマハゲの怖さと おもしろさ。感動。マイケルさんの言うとおり、他地域の儀式や行事を見ることは、自分の住む地域の文化について、あらためて考えるキッカケになりますよねー。

シンポジウムの参加者は みなさんナマハゲに対する熱い思いをもっていて、6人もの方から積極的に ご質問を いただきました!普段から考えていたギモンや、「こうしたらいいんじゃないか」っていう要望をパネラーさんに聞いてもらって、「全国の みなさんにナマハゲの本来の姿・しきたりを正しく理解してもらうにはどうしたらいいか」その情報発信と規制の両立についてなど、たくさん話し合いました。

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さて、たくさん 考えて、お話したあとは、セイコーグランドホテルさんに場所を移して美味しいものでも食べながら和やかに交流を深めましょう!

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はたはた寿し・だだみポン酢・タラ汁など・・男鹿らしさのある お料理が たっくさん!

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「飴売り節」「津軽じょんがら節」「秋田船方節」も披露され、たいへん楽しいシンポジウムとなりました。

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男鹿のナマハゲを強く想ってくれている人は、きっと もっと多いハズ!都合で参加できなかった みなさんも、次の機会がありましたら、ぜひ ご参加くださいね!