7月14日は男鹿市北浦 北浦神社の鹿嶋まつり!
鹿嶋まつりは、まつり数日前から木や紙で出来た武者人形を、町内の各家々で お祀りし、お供えのお菓子と一緒に鹿島船に乗せて北浦漁港から沖へと流す(鹿嶋流し)海上安全・大漁満足を祈願する おまつりです。
まつりの数日前から家中の けがれを祓うために各家々を回る武者人形=鹿嶋さまを実際に おもてなしする様子を見せていただきました。
おじゃました お家のある北浦一区では、8件の おうちで順番に鹿嶋さまを おむかえし、お菓子をくくりつけて、昼と夜は お膳と お神酒。その他の時間は お茶・コーヒー・果物・おやつなどを備えて拝むのだそうです。祭り前日=よみやの日には、おさしみや お頭付きの魚など、お正月ばりの豪華なごちそうを供えることもあるんですって!平成6年男鹿市の無形文化財に指定された北浦の鹿嶋まつり。いまの若い人は簡略化する場合もあるそうですが、昔を知る人は、鹿嶋さまを漁師の神様として大事に扱っています。
武者人形の顔についても「おらほの 鹿嶋さんがイチバン良い男だな」なんて絶賛しておりました。武者人形は お習字の教室を開いている先生が一年かけて作ってくれたものなんですが、さすが お習字の先生だけあって、お顔のバランスもしっかりしていて とっても りりしくって かっこいいです。
胸元には「ご縁が ありますように」との願いを込めて 五円玉。裃の肩の部分には ちゃーんと家紋も付いていました。おなかのあたりに見えているのは脇差しの柄と鍔です。
紙粘土で出来た手も指まで細かく彫られています。
お習字の先生の お宅には 小学生の みなさんが作った ひとまわり小さい鹿嶋さまもあるよ!と聞いて おじゃましてきました~!
手の大きさ・開き具合、お顔も少しずつ違っていて個性が ありますね!のぼりには みんなの目標も書かれています。
まつり当日、鹿島船の乗った武者人形の一団はトラックに乗って町内を まわって北浦漁港へ向かいます。
漁港には4つの地区から子供みこしも合流し、お供えの お菓子は ここで子供たちに分けられます。
漁船が鹿嶋船を乗せて港を3周し、沖へ出て、武者人形を鹿嶋船ごと海へと流します。
流された鹿島船が付いた浜は、その年ハタハタが大量になると いわれています。
昨年は、北浦漁港の東・五里合海水浴場に流れ着きました。
海上安全・大漁満足を願う北浦・鹿嶋まつり。まつり前に実際に祀られている鹿嶋さまをみせていただくことで、鹿島まつりに対する地域の みなさんの思い入れを知ることが出来て、14日の まつりが ますます 楽しみになりました!ご協力してくださった北浦の みなさん、本当にありがとうございました。
港町・北浦らしい おまつりです。お時間のある方はゼヒ見学にいらしてくださーい!