明日、15日から男鹿市内14の宿泊施設で開催される「第36回 男鹿半島 食の祭典・鯛まつり」に さきがけて、13日(日)船越の男鹿総合観光案内所にて、鯛まつりオープニングイベントが開催されました~。
午前10時、炭を積み上げ火をおこしました。今日は おいでいただいた お客様に石焼きを料理するところを見ていただいて、無料で ご試食いただきます♪石焼料理とは・・・、白身の魚の入った鍋に、カンカンに熱した石を投入し一気に煮立たせる男鹿伝統の漁師料理。
石焼料理に使われる石英安山岩 溶結凝灰石。地元では金石・生き石と呼ばれています。熱に強いので石焼き料理に使用されますが、入道崎でしか採れないので とっても貴重です。しかも使用できるのは せいぜい2回。高温になるので、使ううちに割れてしまうのだそうです。
男鹿沖で採れた真鯛。大謀網漁という伝統の技法で収獲されたものです。
炭火の中に投じられた金石が十分に熱せられるまで、もうすこし時間がかかりますので、普段は男鹿温泉郷交流会館・五風で活動している なまはげ太鼓チーム恩荷(おんが)のみなさんによる なまはげ太鼓の演奏を お楽しみいただきまーす。
いつも以上の ものすごい大歓声でしたので、予定にはなかったんですがアンコールで再登場!
「島風」という曲も演奏して下さいました
今日 石焼料理をつくってくださるのは、「きのうも男鹿温泉郷で石焼料理を作っていた」という石焼料理職人さん。味噌を溶かしやすいように下ごしらえ中です。
いよいよ石焼職人斉藤さんによる石焼料理の実演!湯と真鯛の入った石の桶に、
700~1000℃に熱した金石を数個入れると、あっという間に桶の中がぐつぐつと煮立ちます。
味噌を解きいれ、ふたたび金石で熱を加えると、マグマのように泡立ち、あたりには味噌が焼けたような香ばしい匂いが広がりました。
煮えた鯛と味噌の香りが混じって・・・、あぁ~もう!この匂いだけで どんなに美味しいか想像できちゃう!
お味見した石焼き職人さんも、納得の出来だったのか無言で うなずきます。
石をいくつか取り出し、みどりの会のお母さんたちが収穫した新鮮な若美産ネギをドバーっと加えます。このネギが また あまくて美味しいのよ!
出来上がったら石を すべて取り出し、男鹿の岩のりを添えて盛り付け。
さぁ、みなさん!おまちどおさま!!男鹿沖で獲れた真鯛・男鹿の岩のり・とれたての若美産ネギ・秋田味噌で出来た美味し~い男鹿の郷土料理・石焼きを あったけ~うちに めしあがれ!
この日は すこーし肌寒かったこともあって、アッツアツの石焼料理が ホントに嬉しい!
みなさん美味しそうに召し上がっておりましたー。何人かの子供たちにも聞いてみたんですが みんな お魚がだいすきみたいで「おいしい」と きれいに食べてくれていましたよ♥
先着100名様・・・という触れ込みだったハズなんですが、たくさん作って、たくさん食べてもらおうという おもてなしのキモチが あふれちゃったのか、なんと300人もの方に石焼き料理を無料で お召し上がりいただきましたー。食べられない方が出なくって本当に良かった!みなさんに「美味しかったよ!」と宣伝してもらって、男鹿の石焼き料理がもっと有名に なればいいのにな・・・♥
だって本当に美味しいんです!鯛の身がプルプル・ホクホクで しっかりしてるのに お口にいれるとホロっと くずれちゃう!岩のりと一緒だと もう最高!!おネギもシャキシャキで甘かったー!!!鯛の旨みがしみ出した味噌汁がジワーっと体に沁みこむようでした。
だからゼッタイみなさんにも食べてほしいんです!男鹿沖を産卵の為に回遊する天然のマダイは今!今が旬なんですもの!
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男鹿では明日15日から市内のホテル・旅館14施設にて、それぞれ自慢の調理法で旬の鯛料理を ご堪能いただける男鹿半島 食の祭典・鯛まつりが6月30日まで開催されます。
お泊りでも、日帰りでも お楽しみいただけますので、ぜひ この機会に真鯛 北限の産卵地である男鹿で、鯛づくし料理を味わってくださいませー★
男鹿に いらっしゃる際には、ぜひ船越の なまはげ観光案内所にも お立ち寄りくださいませね。菜の花が とってもキレイに咲いております。