福米沢
文化八年(一八一一)一月二日 福米沢に着く。
福米沢に三熊野の神をまつった古い社がある。そこで元日の朝から採燈(柴燈)をたいて深夜、油麻餅を投げる優婆塞(修験)の神事がある。
福米沢朋友館そばの熊野神社 鳥居前にあります。
福米沢といえば、8月16日には、秋田県指定無形民俗文化財の福米沢送り盆行事という仏送りの行事があります。
熊野神社付近を通る(右端に「菅江真澄の道」標柱が見えますね)
宮沢のナマハゲ(コミュニティーセンター前)
文化八年(一八一一)正月十五日 宮沢村のナマハゲを記す。
菅江真澄のかいたナマハゲ行事の絵のなかでナマハゲが腰に下げている小箱には、ナマハゲの両親の歯骨が入っていると いわれています。他の多くの歳神(としがみ・正月神・歳徳神)と同じように、ナマハゲも 年の変わり目に 遠いトコロから やって来て子孫たちを守り、福を与える祖霊神なんですね。
お・ま・け
23年5月にコンプリートした菅江真澄の道アルバム。男鹿ブロでの菅江真澄の道標柱の ご案内「菅江真澄を追え!」も今回が最終回と なりました。約1年、お付き合いいただき、ありがとうございましたー!みなさんの「菅江真澄の道めぐり」の ご参考に 少しでも なれれば さいわいです。