船川港の神明祭、北浦の鹿嶋祭り、脇本の山車どんど・・・これまで特色ある伝統の お祭りを いくつか お伝えしてきましたが、男鹿には まだまだ独特の伝統を持つ行事が ありました!それは、男鹿市福米沢の福米沢 送り盆行事!
平成8年に県指定無形民俗文化財に指定された、本町福米沢に伝わる仏送りの行事です。
旧盆8月16日の午後2時過ぎ、墓所に集まった人々が、ワラタイマツや盆棚の飾りを持ち寄り、墓地に集め、火を放ちます。
太鼓を奏でる人、「ささら」という楽器を奏でる人、笛を奏でる女装の若者が囃子を演奏しながら、火の周りを3周します。
その後、村内を練り歩く一行は、ハシゴを持ち出した別の若者たちに行く手をふさがれ、両者はお互い譲らず、押し合い圧し合いをはじめます。この「はしどめ」は元々、橋の上で仏(精霊)を家に戻さないために行ったのだとか・・・。その後は盆踊りで締めくくります。
3百年もの歴史があるとも言われている「福米沢 送り盆行事」県内でも珍しい独特な送り盆行事を、みなさまも一度、実際に見て、体感してみてはいかがでしょうか?
体験してきました福米沢 送り盆行事体験記