8月6日(土)男鹿市では脇本本郷地区のみで行われている貴重な無形民俗文化財。脇本七夕祭り・やまどんどにやってきました~!

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脇本の みなさんにとって七夕といえば8月7日なんです!「だって7月7日に天の川 見えだ年ねーべ?梅雨だもの!」そう言われれば その通りです。そんなわけで旧暦の七夕である8月6日・7日に開催された脇本 やまどんど。この お祭り、200年以上の歴史があるんですって~!

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各 家々の前には 七夕飾りと短冊、そして手書きの灯籠が!この灯籠は それぞれの家で独自に作られたもので、大事に扱って毎年七夕の時期になると家の前に飾るんですって!

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19時 祭り開始の烽火(のろし)が上がります。

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道なりに小学生のみなさんがつくった灯籠が連なっています。絵と お願い事が描かれていましたー。お願い事・・・というか目標が多かったです。えらいなー!叶うといいですね!

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中学生を中心としたグループが各町内ごとに結成され、正面に武者人形が飾られた曳山車を「やまどんど、それ!」と叫びながら子供たち(幼児には親御さんも連れ添っていました)が曳き、本郷地区を練り歩きました。

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町内会や個人から「花」と呼ばれる御祝儀が あげられ、その お礼に曳山車の上の子どもたちが「東西、東西、花の おん礼を申し上げます。ひとつ金一千万円 也、一千万円 也。右は○○町内の○○様より。ありがたく、ありがたく、ありがたく頂戴つかまつりま~す」などと口上が述べ、曳山車の前では二人の少年が両手に花火をもってグルグルと振り回します。いっ・・・一千万円!?チョット!ホントにそんな大金を出したんですかッ!? ご祝儀を出した方に詳しく聞いてみると、「各町内に1000円ずつ出したから、5回 自分のために口上を述べて、花火を回してもらえるんだ」とのことでした。感謝のキモチを表すために千円を一千万円と誇張していたんですね!口上の際、名前と金額だけは絶対に間違えてはいけないんですって!

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この「五条の橋の上で」の牛若丸。実はギミック式で口上の際には上下するんです!

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御年92歳になる脇本山車どんど保存会の元 会長・加藤さんに お話を伺ったところ、現在は21時ころで お祭りは お開きですが、加藤さんが子供のころは夜中の1時ころまで行われていたんですって!年に一度の楽しみだったそうですよ~!「ドコ探したって こんな立派な祭りは他にない!」自慢したくなるのも うなずける、スバラシイお祭りです!もう県の文化財に登録お願いしちゃいましょう!

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脇本山車どんど保存会 会長の天野さん、元会長 加藤さん、イロイロ教えてくれた脇本の皆さん、どうもありがとうございました~!
「山車どんど」の周知度を上げたいのです。