男鹿市西海岸に点在する数多くの奇岩。その中のひとつ・船隠し穴と千軒町という集落跡の伝説に、以前ご紹介した「ふるさと まんが人物伝」に登場する渡部斧松 翁が登場するので、「さんぽマップin払戸」を参考に、関わりのある場所を お散歩しまーす。
この辺りから見た寒風山。渡部斧松は払戸村鳥居長根(現在の払戸渡部)の開墾のため、五里合に水源のある滝の頭から水を引こうと考えましたが、水が枯渇することを危ぶんだ五里合住民が反対。「滝の頭の水は西海岸からくみ上げられる海水で枯渇することは絶対にない!その証に船隠し穴に撒いた もみ殻が滝の頭に流れてくるよ!」と架空の事実で説得を試み、目の前で西海岸に もみ殻を撒いてみせた後、密かに滝の頭へ もみ殻を撒くよう仲間に指示して見事 水源の確保に成功した~という伝説があるんです。
渡部斧松翁 遺跡渡部家の正門です
村法碑水路を完成させ、渡部村の開拓したのち定めた22か条の村法が刻まれた碑。
渡部神社参道
誰に注目していいのか わからないぐらいスター揃いです
チョット過去に戻って滝ノ頭の今木神社(1月17日 撮影)
・・・を分祭して天保四年(1833)に創立した渡部神社
境内は とっても広くってキレイです。お花も咲いていて お散歩コースには うってつけ!
渡部斧松翁之碑
胸像となって今も渡部神社から払戸渡部地区を見守っています。
頌徳碑・中田五平 翁 碑
初代 払戸村 村長で、資材を投じて払戸小学校を新築し、農業の発展など村のために尽くした中田五平の功績をたたえて大正十年に建てられました。
さんぽ なので まわりの花も眺めつつ
渡部斧松と中田五平の墓のある向性院を本日のゴールと しましょう。
徒歩で ひとまわりするには ちょうどいい距離でしたね。
払戸の旅は明日も続くー。