春とはいえ、お天気の良い日に長く歩いていると ちょっと汗ばんできちゃいますね涼しい春の風が服の中に入ると背中がスーッとしてキモチイイです。

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菅江真澄による春の北浦旅、今日は海が見えるあたりをウロウロします!

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寝地蔵田の向こうに学校が見えます。
文化七年(一八一〇)四月十七日 鹿子田を経て、寝地蔵という碑を見る。雨乞いのとき、これを建てて田の泥を塗るという。その汚れを浄めようというので雨が降るのだといういわれがある。

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標柱の後ろに寝地蔵?とおぼしき大小の石が並んでいました。
お地蔵様・・・には見えないんですが、ひっくり返して裏側を確認するのも なんだか罰当たりですし、起こして雨に降られても困りますので、そっとしておきましょう。

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すぐそばに咲いていたオドリコソウ(踊子草)男鹿では よく見かける春の花ですね。

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野村 秋田県道55号線より1本北の道路バス停 野村入口 横にあります。
四月十八日 野村の小林方で村長の細井や嶋宮などと語り合う。
湯ノ尻の崎を見に行こうと、柏木野を通ると、鹿梨(オオズミ)の花が咲いていた。

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北東に海が見えますね。その海の向こうには うっすらと山が連なっているのが見えました。白神山地でしょうか・・・?男鹿ってば自分のトコロの山や海だけじゃなくって、ヨソ様の山までも借景として一体化することで さらに美の奥行きを増しちゃってますねイイトコどりで ごめんなさい

オオズミの花が咲くには まだ早いようで、木も見つけられませんでした。オオズミは白い花を咲かせ小さな赤い実をつける、オオウラジロの木・ヤマリンゴ・ヤマナシといった別名もあるリンゴ属の植物のようです。それで鹿梨と書いて「オオズミ」なんですね。犬林檎とも呼ばれるヒメリンゴとは また別物なんでしょーか??おしえて!菅江さん!!

その土地に根ざす風習・文化・植物・・・菅江真澄さんは本当に毎回毎回 後を追うわたしたちに当時の いろんなことを たっくさん教えてくれますね。菅江真澄と行く春の北浦旅 次回に続きま~す!