201年前の1810年 春、野石申川(さるかわ)から男鹿市に入った菅江真澄。
4月7日から10日に かけては真山・本山あたりを巡り、4月12日は北浦西水口の八望台・蟻塚長根・大滝を旅しました。
一の目潟・二の目潟
鋤(かん)台(だい)山の峡(かい)をわけ出て、蓼沼(たでぬま)の平(たい)から二の目潟を望み、戸賀の浦の根(ね)太(ぶと)島・塩戸のはなれ磯にある宮島を眺めて、芝生に時のうつるまで休んだ。ふたたび大平(おおたい)に来て、一の目潟を眺望した。
八望台から見た戸賀湾 弁天崎。崎の奥にちょこんと見えるのが おそらく根太島でしょう。
千里眼モード
つづいて戸賀湾の水族館方面を眺めます。その はなれ磯に見える白い灯台?のある島が宮島ですね。
男鹿人に とっては見慣れた風景も、旅の人には ひとつひとつが新鮮に映るんですよね。
蟻塚長根
文化七年(一八一〇)四月十二日 西水口から蟻塚長根を通り大滝を見る。
老人の案内で、山矢の坂を超えた。高い丘に登ると、北浦・野村・湯ノ尻がつらなって見える。大平という広い野に柵をめぐらして陣屋が建っていた。しばらく行くと、蟻塚長根という所があった。これは、戦いのあとで折れたりした槍を埋めたところからついた地名であろうという。
八望台の東へ向かい坂を下ると道路わきに「蟻塚長根」の標柱があります。
肉眼では木々の向こうに寒風山が見えるのですが、チョット位置が低いので ここからは北浦・野村・湯ノ尻は見えません。わたしが小さいせいではないのです!
陣屋とか槍とか・・・こんな のどかなトコロで昔は いくさ があったんですねぇ・・・。
大滝
文化七年(一八一〇)四月十二日 大滝に着き、旭桜を見る。
その花の あらばやいかに 八重がすみ あさひかげろう 虹のたきなみ
わー!男鹿にも滝があるんですねぇ~。男鹿は湧水が多くて水には恵まれていますからね!ゼヒ見たい!
と思い先に進んでみたところ早速分かれ道です。右?
左?ドッチに行けば いいの!?一人で行くのは とっても危険!みなさんも もし大滝に行かれる場合は,観光協会さんのトレッキングガイドに申し込むことを強くオススメいたします!