8月6日の夜...
7時。まつりの始まりを知らせる のろしがあがりました。
男鹿市脇本で「七夕まつり」といえば、200年ちかい歴史を誇る市指定無形民俗文化財 "山車(やま)どんど"のことなのです。
ことしは、学校通り・新町・栄町・天神町館下から、それぞれ4基の山車がでました。
新町町内会の山車は
ほかのところとチョット違う...!?
ことし新造したそうです。
「私たちが子供のころは、子どもも多くて山車に乗って笛太鼓を演奏したり口上を言うのは上級生のお兄ちゃんたちだったから...あそこにあがるのがうらやましかった...」
どの世代でも、やはり花形はマイクを持って口上を述べる少年たちなのですね。
"脇本 山車どんど"は、山車をぶつけて競い合うまつりではありませんので、『そちらの町内が口上をまちがえると、こちらの町内が笛太鼓を演奏して励ます...』といったほほえましい場面もありました。
天神町の口上もユニークでしたね。
やまどんど保存会からご祝儀をもらった際の紹介が「右は、やまどんどは永久に不滅です保存会様より!」でした。
こどもの人数は少なくなったかもしれないけれど、
地元のこども達も、大人たちも、いまは市外にいる大人たちも、
みーんなが「山車どんどをずっと続けたい!!」と感じているのだなぁ、と思える口上でした。
「やっぱり やらねばダメだ。あらんだもの」
今年は新しい山車もできたことですし、まだまだ これからも"300年の歴史"にむけて ずーっと受け継がれていくことでしょう。