4月のなかば、
地元・北陽小学校のみなさんが
北浦の野村川さけふ化場で
稚魚放流をとおして鮭の生態および自然と漁業のかかわりについて学ぶよ!というので、いっしょに まじって学ばせていただきましたー。
きょう放流する稚魚の大きさは約6cm
重さは0.9gほど。
生まれてから約150日目です。
まずはエサをあげてみましょう!
稚魚はサカナの粉を乾燥させたものを食べているそうです。
「エサがきた!」とわかるんですね。ビチビチと元気にとびはねてエサを食べています。
跳ねるたびに魚体がキラキラと銀色に光っていました。
おなかがイッパイになったところで、
川へ向かうため集まってもらいまーす
すんごい数!!!
きょうは約2万尾を放流します。
あんまり密集していると
酸欠になっちゃうということで
急いで作業してくれました。
野村川へ放流!
これから日本海に出て、
オホーツク海→ベーリング海→アラスカ海...と旅をして、3~4年後にまたこの川にもどってくるそうです。
戻ってくる頃には、
小さいサケでも約60cm、2kg
大きいサケだと約1m、6~7kgにも成長するんですって!!
しかし、川の流れに逆らって川上に向かおうとし、なかなか海に向かってくれません...。
こういう習性なんですね。
川の匂いを覚えてから3~4日ほどかけて海に出るそうです。
カラダはまだ小さいけれど、
泳ぐ力は とっても強いんですね!!
放流した地点から
川上に数メートルも進んでしまいました。
でも、どうして人口での ふ化や放流をするのでしょう?
サケは自然産卵もするけれど、
なかなか環境が整わず産卵できないこともあるので、少しでも生き残れるように人の手で(ふ化場で)お手伝いをするのだそうです。
きょう放流したサケが大きくなって戻ってくるのは3~4年後。
しかも、戻ってくることが出来るのは ほんのわずか・・・。
きょうは2万尾を放流したので400尾もどれば大成功なんですって!
自然の厳しさと恵みを学んで、
またヒトツ、男鹿について知ることが出来たのでした。
お・ま・け
今回見学させていただいた野村川ふ化場に近い
なまはげラインには《秋鮭橋あきあじはし》という橋が架かっているんだよ!
探してみよう♪