1月21日(木)"寒さが最も厳しくなるころ"大寒の日、「秋田県内の若手神職さん達が脇本の菅原神社と脇本漁港に集まって禊を行う」と聞いて、見学させていただきました。
まいとし大寒に合わせて行っているというこの《大寒禊》はことしで15回目!
まずは菅原神社で礼拝...。
そのころ脇本漁港そばの砂浜では、
氏子さんたちによって
準備が着々と進められていました。
「えいさ!えいさ!」と掛け声をかけながら走ってたのは、ハチマキとフンドシのみを身に着けた16人の神職さんと一般参加の男性。
祝詞を斉唱し、二礼二拍手一礼
鳥船行事(とりふねぎょうじ)の和歌を歌います。
まずは左を向いて「えい、いえっ(...と聞こえました)」
船を漕ぐような動作をして《鳥船行事和歌》の1番を歌い...
「えいほっ」と右を向いて2番を歌い
「えいさっ」と左を向いて3番を歌いました。
体を温める、準備運動でもあるようです。
人差指と中指を立てて
「えいっ!」
鳥船行事を終えると、
御幣を持った方を先頭に
冷たい真冬の海へ!!!
後ろで見ていた脇本のお母さん達も、おもわず「しゃっけ、しゃっけ!(冷たい、冷たい!)」
約5分ものあいだ、
波に身を沈め、祝詞を唱えていました。
心身を清めるためとはいえ、過酷です。
己の鍛錬と修養のほか、天災や事件が起こらない良い年になるように!という祈願のために行うそうです。
まさに己の身を削る"みそぎ"
濡れた体にあたる2月の寒風は痛いほどだろうに...
「えいさ、えいさ」と陸に上がってからも再びの鳥船行事です。
左見て「えい、いえっ」1番を歌う。
右見て「えいほっ」2番を歌う。
左見て「えいさっ」3番を歌う。
さいごは二礼二拍手一礼してから、
「おめでとうございます」でしめくくり、
「えいさ、えいさ」と走って帰って行きました。
お母さんたちからは「がんばった!!!」という激励の言葉を かけられていました♡
漁港では、脇本漁協の みなさんが用意してくれたタラ汁が。
タラの身・アラ・豆腐・白菜・ネギ...
「あったか~い」というよりアッツアツです。
味噌味だから、あったまるど~
「食えば健康なる!」とも おっしゃっていました。
《大寒禊》が脇本で行われたのは初めてのことだそうです。
貴重な機会に見学させていただくことが出来て、本当に良かった♥
菅原神社は学問の神様...。
25日には合格鉛筆が買えちゃうかもしれません。
みなさんも是非お参りに来て、史跡脇本城跡も探訪していってくださいね!