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2月開催の【なまはげ柴灯まつり】などの観光イベントを、勇ましい演奏で盛り上げてくれる【なまはげ太鼓】

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男鹿で活動している3つの団体のひとつ、「男鹿和太鼓愛好会」が「バチ供養」をする!というので、船川にある大龍寺にやってきました。

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今の季節、夕方ともなるともうすっかり暗くなってしまうので、鐘楼堂はライトアップされてとても幻想的でした・・・。

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本堂に、演奏中に折れたり片方がなくなってしまったバチが供えられます。
お裁縫の上達や、道具に感謝する「針供養」ならよく耳にしますけど「バチ供養」!?

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なまはげ太鼓の演奏は、とても力づよく激しいので、たいせつに扱っていても折れてしまうことがままあるのだそうです。
バチの長さや太さはけっこう幅広くて、ひとりの演奏者が数種類のバチを使い分けたりしているので、片方を処分してしまうと、相方を失ったもう片方も使えなくなってしまうことがあります・・・。

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そこで、これまで活躍してくれたバチに感謝し、ますますの演奏技術向上を願って「バチ供養」を執り行うのです。

ご住職による読経がはじまりました。
すると・・・・・・?木魚の音とは別に、太鼓の音が本堂に響き始めたんですけど!?

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さすがは太鼓チームの「バチ供養」です。木魚・けいす・太鼓・お経の重奏・・・。バチ供養でこんなソウルフルなお経が聞けるとは思ってもみませんでした。

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供養の後はご住職による懇話。
聞けば、ご住職も「男鹿和太鼓愛好会」のメンバーなのだそうです。どうりで太鼓演奏と絶妙に調和するハズだわ・・・。

年に一度の「バチ供養」を無事に終え、メンバーのみなさんはこれからもわたしたちに素晴らしい演奏を聴かせてくださることでしょう!
もうスッカリ男鹿の伝統芸能として全国に、世界に認知されてきた【なまはげ太鼓】その活躍の裏には【なまはげ太鼓】に係わるみなさんの故郷に対する真摯で熱い想いがあるのだ、と改めて感じることができました。