6月24日、パワースポットとしての入道崎をもっと知ってもらおう!というコトで、入道崎の【延命地蔵まつり】を見に行ってきました~★
まずはこの【延命地蔵】の伝説と関わりの深い雲昌寺の和尚さんたちに海上安全を祈願しておがんでいただきました!
Q.延命地蔵の伝説って?
A.天保末期、戸賀村塩戸の5人が船で漁にでたところ濃霧に覆われて帰れなくなってしまった。3昼夜ものあいだ海上をさまよい食料も尽きて、一同懸命に神仏に祈ったところ、3日目の夜明けごろ一条の光が海上に輝きわたった。その光の筋の先、明けの明星のある東にめがけて一心不乱に船を漕いだところ、ようやく大きな岩に上陸することができ、その大岩を「明道の岩」と名付けた。5人が無事もどったということで、漁民守護のため北浦雲昌寺の和尚さんがここに地蔵尊を建立。毎年6月24日には地蔵尊まつりが行われるようになった・・・。
・・・ということが記された書物を見せていただきました。
きょうはお天気も良く、海も凪いで、濃霧の心配は無さそうなので、海底透視船に乗っけてもらって知られざる名所の数々を案内してもらいました~♪
海底透視船だけど、大きなガラス窓から海上の島々も見えるのよ♥
海から見る入道埼灯台や
真山・本山。むかしの漁師さんがおやまを信仰するキモチがちょっとわかります。山のカタチで方向がバッチリわかるもの。
戸沢大謀の番屋跡。
このあたりはとってもおいしい鮭がたっくさん獲れるところだったんですって!
キラキラ洞窟。洞窟の中から見た海や白神山地がキラキラして見えるそうです。
仙人岩をよぉ~く見ると・・・?
漁民の安全と大漁を見守る白髭の仙人が浮かび上がって見える!?
白島。
このあたりを春に遊覧したときは、自生している椿を多く見るコトができました。
船を降りたら今度はバスに乗って、南へ5分くらい?のところにある蝦夷島(えぞ浜)と呼ばれるところへ。
おぉ・・・、海がまるい・・・。
きれいな浜ですが、えぞの人々にまつわる悲しい物語が伝えられる地なのだそうです・・・。
その昔、男鹿には「えぞ」と呼ばれる人々が住んでおり、その酋長は鬼王丸という勇敢で優しい人物であったそうです。
大和朝廷は、東北の「えぞ」を討伐するため坂上田村麻呂を派遣しました。男鹿の「えぞ」も勇敢に応戦しましたが入道崎まで追い詰められてしまいます。
酋長の子・小鬼丸は全滅だけは避けようと、父や子供たちを船に乗せ、敵を食い止めました。船が矢の届かぬところに逃れると、妻を伴い崖から飛びおり海へと逃れました。この悲劇を思い「えぞ」の人々が流した血の涙は、磯辺に咲く赤いハマナスとなったのだそうです。
こうして、お盆には仏壇にハマナスの実が供えられるようになりました・・・。
悲しい伝説の残る「えぞ浜」からもう少し南に行くと・・・?
崖の下に観音様が!!!
道は細く、何度かカーブがあり、建物の2階から1階までくらいの高さがあるので、降りるときはスニーカーなど歩きやすい靴で、じゅうぶんに気を付けて降りて下さいね!
どこからどうやってこの地に来たのか、マッタクわからないこの観音像。遠くから流れてきたにしては傷もなく美しすぎるということで、最近は誰かが置いて行ったのでは?と言われています。平成10年7月、遠足に来た小学生たちと先生が発見しました。
いまはここで海側を向いて、漁師さんやわたしたちを見守っています。
「おなかすいた!」とゴネたところ、みさき会館で「むかしから入道崎のおまつりの日には食べていたであろうごちそう」を再現したものをごっつぉになりました。
ぼた餅・ニシンの煮しめ・えご・サザエ・・
わたしも「おまつりにはぼた餅」の印象があります。
このあたりは海の幸豊富なので、むかしから魚介はたくさん食べられていたんでしょうねぇ~。
ひとりいっこのハズの大きなサザエ。ふたつ食べました
お天気が良くてとても暑かったので、海陽でソフトクリームも食べました。
ブルーベリーなど凍らせたフルーツたっぷりの「青鬼ソフト」と「男鹿の黒い塩ソフト」
数々の物語と男鹿フウロが彩る入道崎で、パワースポットめぐりしましょー★
「男鹿フウロはいつごろ咲きますか?」と聞かれたので、7月ーと答えたらもう咲いてたにゃ