今日は、門前を ごあんなーい。

20131011_0.jpg

男鹿駅から【男鹿南線】のバスに乗ると37分ほどで【門前 駐車場】バス停に着きます。ドーンと大きなナマハゲ像が見えますね。赤神神社 五社堂999の石段に ちなんで、9.99mも あります。

20131011_1.jpg

このナマハゲ像の後ろに ある階段を おりると、そこは門前漁港のある集落です。
公民館の わきに【999の石段】の起点が あるんですが、階段を下りてから公民館まで、足元を よぉ~く見てあるいてくださいね!門前らしいマンホールが みつかるかもしれませんよ!

20131011_6.jpg

石段を のぼって大きな自動車道路に出ると、目の前に【赤神神社 拝殿】がみえましたー。999の石段は、拝殿 右からつづいています。途中で山門を くぐるんですが・・・神社なのに山門?むかーし むかし、このあたりには お寺が9つも あったそうです。それが明治の廃仏毀釈で統合され、いまは そのなごりが いくつか 残るのみ・・・。だから赤神神社 五社堂には【十禅師堂】とか【十一面 観音菩薩像】という お寺に あるような建物や仏様が 残っているんですね。

20131011_12.jpg

さぁ、駐車場に着きましたー。バスで旅する団体さんや、車で お越しの方はココからスタートすることが多いですね。

20131011_8.jpg

ここが最後の おトイレ☆チャンスです。先は長いですよー。憂いは絶っておきましょう。

20131011_7.jpg

ココには男鹿の詩人・沢木隆子さんの碑があります。このかたは船川の【大龍寺】とも関係の深い方で、市内の学校の校歌も いくつか作詞を手掛けていたりします。
江戸時代の紀行家・菅江真澄の道 門前の解説や、おとなりにある長楽寺さんの縁起を記した石碑もありました。

20131011_9.jpg

東屋の なかには【周辺案内図】が掲示されており、【999の石段 起点から五社堂までのルート】が赤く示されています。

20131011_10.jpg

【なまはげ伝説】の むかしばなしも書いてあるので、いろいろと準備を 整えつつ眺めていってください。

20131011_11.jpg

駐車場を出た所にある赤い鳥居の左には、江戸時代に秋田狩野派の絵師・狩野定信によって描かれた秋田県指定文化財「男鹿図屏風」の模写です。ホンモノは県立博物館にあるそうです。
五社堂や池・門前大滝など、現在も残るものも ありますが、だいぶ さまがわりしていますね。
海側の道路は なかったのでしょうか?たつがしまも ずいぶん細長かったんですねぇ・・・。
石段の右に川が流れていますが、石段を歩いていると今でも水の流れる音が聞こえてきますよ!

20131011_13.jpg

徐福塚(復元)
門前には、秦の始皇帝の命で男鹿に不老不死の薬草を探しに来た!という徐福伝説がのこっているのです。あれ?たしかナマハゲ伝説でも漢の武帝が男鹿に不老不死の妙薬を探しに来てましたね。ホントに男鹿に あるのかも・・・?

20131011_2.jpg

さー!はりきって のぼろー!!・・・と したところで、ちょうど おりてこられた ご夫婦に お会いしました。こんにちは~♪すると、おくさまが「これから のぼるんですか?コレあると楽なので・・・」と、杖を かしてくださいました。うぅ・・・ありがたや!

20131011_3.jpg

おくさまの言うとおりー!杖が あるだけで全然ちがいましたー!!あー、こんなに楽だと景色も より うつくしく見えます。木々の隙間から もれおちる日差しが、石段を まだらに照らして とってもキレイ!(←ゲンキン)

20131011_4.jpg

しばらくすると、観光協会の おねえさんが「殿様の石」と呼んでいた大きな石が ありました。大人の男性ふたりが並んで座れるくらいの大きさです。ねまって(=座って)休んでいきましょう。

20131011_5.jpg

ねまって今のぼってきた石段を眺めれば、「あー、もう こんなに のぼったのかぁ・・・大丈夫だ。頑張れるな」と、励みにも なります。

20131011_14.jpg

この標柱をみつけたら、五社堂まで あと たったの200m!

20131011_15.jpg

標柱の横から上を見上げれば、チラリと赤い鳥居が見えます。がーんばれー!

20131011_20.jpg

鳥居まで来ると今度は【姿見の井戸】の むこうに五社堂がチラリと見えます。
ちょっと進むごとに、ちょっとずつ 次の目標を ご褒美的にチラ見せしてくるなんて・・・、なんて巧妙なんでしょう!頑張っちゃうもの!!

20131011_21.jpg

五社堂の前に建っていたであろう門の跡

20131011_22.jpg

左の大きな石には「毗沙門天社」とあります

20131011_23.jpg

姿見の井戸。

20131011_24.jpg

井戸の底を のぞき込み、水鏡に姿が くっきりと映れば その年は健康にすごることが出来る。しかし、そうでない人は命が長くないと言われております・・・・・・。
バケツが用意されていますが、飲み水としてはオススメしておりません!

20131011_25.jpg

井戸の そばにある大きな石の上に、小さな石が いくつも積み上げられておりました・・・。
なんの おまじないなんでしょう?このような伝説は ないハズなんですが・・・・・・??

20131011_26.jpg

さー、到着しましたよ!五社堂です。よく「5つの社すべてが写真に おさまりきらない!」とシクハックしておられる方が おりますが、石段を登り切って左にあるベンチ、そうそこ!一番左奥のベンチの後ろから撮るとナナメからですが、5つ全部おさまると おもいますよ♥おためしあれ~

20131011_17.jpg

そこかしこに寺院らしさを感じさせる五つの社。右から三宮堂(さんのみやどう)・客人権現堂(まろうどごんげんどう)・赤神権現堂(あかがみごんげんどう)・八王子堂(はちおうじどう)・十禅師堂(じゅうぜんしどう)といい、それぞれに仏様が安置されているそうです・・・。

20131011_27.jpg

五社堂下の札所には【逆さ杉の名残】と伝えられる木が保管されています。

20131011_16.jpg

逆さ杉とはー?
村人と、「日暮れから明け方までの間に、千の石段を積めるか」という かけに負けた鬼が、悔しさのあまり千年杉を引き抜いて、逆さに地面に突き刺したというものです。人にはない、鬼の力強さが伝わるエピソードですね。
ところどころに漂う歴史と伝説の残り香が、古の神秘を感じさせる赤神神社 五社堂。
ながい ながい石段を、自分の足で登って初めて わかる感動が ここにはあります。

あした あさっての五社堂情報~♪
土曜日・日曜日に五社堂で、菅江真澄が好きなアノ人や、男鹿の自然が好きなアノ人が、御幣餅や甘酒を用意して お客様を おもてなしするんですって!
御幣餅たべたいかも・・・。みそ味ですよね?
御幣餅といえばー?男鹿に西海岸には「御幣島」という島も あります。御幣島は別名「おんべ島」とも呼ばれ、岩のりの宝庫だったんですって!佐竹の殿様にも献上されたんだとか!? 舞台島の近くにある、白っぽくて平べったい島です。

日曜日はー?
第14回 男鹿梨まつり
10月13日(日)9時30分から、男鹿市 五里合(いりあい)中石(ちゅういし)梨選果場にて、第14回 男鹿梨まつりが開催されます。
旬の男鹿梨・豊水を特価で お求めいただけるほか、梨の皮むき競争・重さ当てクイズ・なまはげ太鼓・モノマネ歌謡ショーなどイベントもりだくさん!男鹿しょっつる焼きそばや野菜などの物産販売も あります。
梨狩りも体験できます!おとな500円で食べ放題!!果樹園までは会場から無料 送迎バスが出ます。果樹園に いるかぎりは食べ放題なんですが、お持ち帰りするには別途 料金が かかります。大きいのを選んで2コは食べたいですね!自分で選んで もぐのって楽しいんですよね~♪

20131011_19.jpg

10月13日(日)【男鹿っ鼓の宴】
男鹿市民文化会館 大ホール
開場:ひる12時
開演:13時
終了予定:16時
チケットは、前売券は前日の12日までの販売です。お早めにお買い求めください。
アマノ男鹿店・井川店・御所野店、男鹿市商工会館オガルベ、サンルーラル大潟さんで好評発売中です!

「男鹿まで行くの遠い」???
なんも とぎぐねー。あべー。
でも、秋田市でも男鹿関連の展示があるので、そちらは いかが?

明日からの3連休は秋田市の にぎわい交流館AUへ!
2階 展示ホールで、来年度 開催の【第29回 国民文化祭・あきた2014】PRのため、男鹿市からは「全国ナマハゲの祭典」パネルを展示しまーす。

 12日(土)14時から
にぎわい交流館AU3階 多目的ホールにて
「大地に学ぼうジオパークの祭典」(男鹿市・大潟村)お買物の ついでに見て行ってくださーい♥

 14日11時15分から
にぎわい広場にて
なまはげ郷神楽スゴく見たい!なまはげ太鼓が大好きなのです♥


動画
門前 赤神神社 五社堂