7月7日(日)、国指定重要無形文化財に指定されている東湖八坂神社 統人行事が、潟上市天王と男鹿市船越で行われました。
この お祭りは、おもに山太鼓を先頭に練り歩く「神輿渡御」、牛に乗ったスサノオノミコトの巡幸「牛乗り」、船越水道湖上に浮かべた船の上でオロチが舞う「くも舞」という3つの行事から なりたっています。
スサノオノミコトによるオロチ退治をモチーフとしており、平安時代から千年以上も続いているという めずらしい お祭りで、国指定重要無形文化財にも指定され、「おでのさん」とも呼ばれる東湖八坂神社の氏子さんによって代々たいせつに守られてきました。
「神輿渡御」
15時過ぎ、山太鼓を先頭に、化粧をして衣装を身に着け着飾った子供たちを2人ぐらいずつ荷台に乗せた軽トラックが14台も連なって行列を成し、天王本郷自治会館前から船越小学校まで練り歩きます。
午前中ずっと曇り空で、まつりが始まる頃に なって やっと晴れ間が見え始めたので、暑すぎず歩きやすくて かえって良かったですね。
だって先立ちさん達と太鼓の少年たちは東湖八坂神社から船越小学校まで1キロ以上も歩くんですもの!往復2キロ!!
船越小学校に着いたら、御神輿を下ろして拝みます。
一方、天王本郷自治会館ではー?ご神体である3本の御幣を包んで束ね、砂の上に建てます。
牛に乗ったスサノオは、この周りを3周してから御旅所を出発するのです。
16時25分過ぎ、酩酊状態のスサノオノミコトが黒牛に乗って、天王本郷自治会館を出発しました。
この おまつりを象徴する神事ですので、みんなが注目して ついて回ります。
16時45分。チョマン船の櫓の上では、「くも舞神事」が始まりました。チョウ舞ともいい、赤い衣装をまとった「チョマン」が櫓の上で後転する しぐさは、ヤマタノオロチを あらわしているそうです。
右・正面・左・・・と拝んで意識を集中させ、やぐらの上に寝そべって・・・、
くるりと後転しました!お見事!!
八竜橋の上で見ていた崇敬会の みなさんも、大きく手を振って声援を送ります。
船越水道の向こう側では、スサノオが清砂の まわりを3周します。
これは、オロチを弓矢で射て退治する様子を あらわしているのです。
牛に乗ったスサノオが、オロチを退治すると、神主さんと巫女さんが乗った船はスサノオのいる岸へと移動し、スサノオは来た道を再び戻っていきます。
御休所に着いたスサノオは、ここでも御神輿の回りを3周します。
神主さんが祝詞をあげて、統人行事は すべて終了となりますが、翌日・・・つまり7月8日から すでに、来年度の おまつりは はじまっているのです、「統人」というのは、氏子の代表として、責任を もって まつりに奉仕する今年の当番の人たちのコト。
7月8日には翌年の まつりを取り仕切る地区に引き継ぎが行われ、毎月1日に神事を行うのだそうです。
「統人」は当日の7月7日まで あしかけ3年、祭りの前日に長距離を歩いて神の依り代とされる「お竹」を伐るなど、たくさんの ことがらを ひとつひとつ こなして、やっと祭り当日を迎えることになります。
この竹を運ぶ作業も「途中で振り返ってはいけない」など、いろんな決まり事が あるんですって!
この「統人行事」を見に来て3年目に なりましたが、だんだん わかってくるたびに、面白さが広がります。奥の深い 貴重な おまつりですので、お近くの方も、遠くの方も、来年には ぜひとも見に来ていただきたいと思います。
今日の わたしは おしゃべりです
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