男鹿観光に詳しい お兄さんが「「番屋」というと戸賀や北浦に あった漁師の網元番屋を思い浮かべるけど、寒風山にも「番屋」が あったのを知ってる?今も跡地には石碑が残っているよ!」と教えてくれたので、さっそく やってきました寒風山!

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情報によると姫ヶ岳の南側 斜面に あるらしいので、とりあえず妻恋峠駐車場から船川港のある方角へ歩いてみることにしまーす!

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みなさんご存知でしょうが、寒風山って芝生の ところどころに大き目な岩がゴロンゴロンと転がっているんですよねーそのなかでも、ひときわ大きな岩の表面が妙に平らかなのでソコを目指すことにしましたー。すると・・・?

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おっ!何か文字が刻まれているようです!!お兄さんが言っていた「番屋跡地」はココです!!!

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石碑から姫ヶ岳を見る

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石碑から船川港を見る

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石碑は、文字の上方が低く、下方が高くなっていますどうやら。下の方が厚いようですね。底辺も真っ平らではありませんが、なんとなく立てやすそうです。この形状からして、もしかすると元々この石碑は直立していたのでは?

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文字が見やすいように反転してみました「草刈 番小屋跡地」と あります。

むかーし むかし、寒風山は牛や馬などの家畜に与える飼料を手に入れるための大事な牧草地でも あったそうです。「こっから ここまでオラの牧草地だよ」という境界を見張るために建てられたのが「草刈り番小屋」。ココは その跡地というワケですね。今は牛や馬を飼っている人も少なく、そんな争いもないので、この石碑が残っているのみです。

ところで、歩いてみて「やっぱり山焼きは必要だなー」と思いました。わたしの身長ほどもあるススキが枯れて倒れ、ほかの枯草の層も厚く積み重なっていて、春だというのに新しい植物の生育が妨げられている気がします。

でも逆に、この石碑を見に行くなら草が生える前の今がチャンス☆だとも思います。昔の人たちの暮らしぶりが想像できる場所ですので、トレッキングがてら一度ご覧に なってみてはいかがでしょうか?行きは妻恋峠駐車場から下って約10分。帰りは のぼりです。装備は かならず長袖長ズボンで!長靴必須!!飲み物も あったほうが良いです。つらいトレッキングでは ありませんが、ケガを しないように準備運動をしてから おでかけくださーい!