秋に男鹿梨まつりで出会った梨農家さんに 取材に伺った際、「梨農家は秋だけじゃないぞー。冬は選定作業、春は摘蕾(いらない蕾を摘み取る)、一年中かかりっきりで育ててるんだ」と教えていただいたので、

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冬の梨農家さんの お仕事も見学に五里合中石へ やってきました~

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まだ1月なのに、カワイイ蕾が・・・。
梨の木は今、お休み中ですが、それでも こうして健気に春を待っています。

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大きくて色が少し見えるのが花が咲く花芽。
小さくてチョットうぶ毛が生えているのは葉が出る葉芽。

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花芽の付き方・数・枝の太さ・周りの枝との間隔・日の当たり方などを よーく観察して、今年の秋来にココに実がつくと どうか、来年・再来年のことまで考えて残す枝を決め、要らない枝はノコやハサミで 思い切って切り落としちゃいます。

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この作業は3月までに ぜーんぶ済ませちゃわなといけないんですって!
なかには病気になっている枝もあります。他の枝に病気が うつっちゃうと大変ですのでバッサリ切り落とし、近くに予備枝(よびし)と呼ばれる枝を残しておきます。この枝に来年 花芽が出て、また元気に育ってくれるようになるんですね。

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「よし!これは余分な枝だから切っちゃう!」
えー!?そんな 大胆に切って大丈夫ですかー?長十郎さんたら、38年の経験ゆえか、はたまた野生の勘か・・・迷いなく残す枝を判断して、

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スイス製と日本製、ご自慢のハサミ二丁を使い分け、

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要らない枝を次々とカットしちゃいます。
「アッ!まちがっちゃった!!」って後悔すること、ありませんか?
「ある。まだまだ勉強中だー」

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でも今回の判断は大あたり でした。ホラ、こんなにスッキリ!この主枝の栄養は みんな 残した枝にまわり秋には また、たわわに実を付けてくれることでしょう!

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こんなふうにね!

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枝を切った後、切り口から病気が入らないように奥様が お薬を塗って回ります。
けっこう離れて歩いてますけど、切り口を見つけるの大変じゃないですか?
「見れば わかるもの」ナイスコンビネーションですね!

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それにしても梨の枝って ことごとく上に延びていくんですねぇ~秋には棚の下に実がなっていたのに・・・]

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「残した枝を こうして しならせて棚に固定するんだ。まわりの枝に ぶつからないように考えながら。剪定するときには この作業のことも考えて切らなきゃならない。一年中で冬の選定作業がイチバン大変だけど、イチバン楽しっくて好きだな」

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わぁー!梨の枝って けっこう よく しなるんですねぇ~ポキっと折れたりしないの。曲げにくいときはカッターで切れ込みを入れると よく しなるように なるんですって!
ご近所の梨農家さんも何箇所か剪定作業をしていらっしゃいました。
梨農家さんたちが こんなふうに一年中、丹精こめて お世話をしてくれているからこそ、秋には美味しい男鹿梨を食べることができるんですねぇ・・・。
この梨園の積雪は30cmほど ありましたー。つまり秋より地面が30cm上がっているんです。中腰になっての選定作業はホントに大変!それに一日中ハサミでチョキチョキしてたら腱鞘炎になっちゃわないかしら!?
今日は晴れていましたが、梨農家さんたちは晴れの日も、雪の日も、冬の間ずっと選定作業を頑張っているんです。そんなコトを初めて目にして、おいしい男鹿梨を毎年食べることができる ありがたさを あらためて 感じたのでしたー。

2011.10.14に遊びに行った時の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/ogasikankoujyouhou/6675813.html

2011.10.11男鹿梨まつり体験記
http://blogs.yahoo.co.jp/ogasikankoujyouhou/6637952.html