ジオを学ぼう！というコトで10月16日(日)第4回ジオサイト見学会～深秋の大潟村と寒風山トレッキング～に行ってきました～！
まずは男鹿総合観光案内所 内のジオビジターセンターにて、ジオパーク認定記者会見にも登場してくださった白石建雄 先生に大まかな概要を解説していただきます。
続いて訪れたのは寒風山 展望台。お天気が良いので寒くはないんですが風が とっても強かったです。さむかぜ山 というより強風山です。
寒風山は展望台がある「塔の峰」と隣に見える「姫が岳」のツインピークになっています。
展望台前から すり鉢状に へこんでいる火口や溶岩ジワを眺め、寒風山の なりたち や地形、についても教えていただきます。
板場の台
ちょっとシワのある平らな火口を取り囲むようにして火口壁が あります。一部この火口壁が崩れている個所がある。これは地殻変動などによって滑落した崖なんですって！
鬼の隠れ里
溶岩が固まったものが、下から押し上げられ、尖った塔のような火山岩尖が地表に出てきた。それがガラガラと崩れて今のような「鬼の隠れ里」になったんですって！
もともと ひとつ だったので まんなかの あたりにある「南無～」と書かれた大きな岩と、その右下の岩は断面がピッタリ合いそうなカタチをしていますね。ロマンです。
弘法の硯石
右の方には、どんなに日照りが続いても決して水が干上がらない?という「弘法の硯石」があります。ホントに水が溜まってましたー。
早速ですが、おなかが すきました！大潟村のポルダー潟の湯さんで「3種の米粉麺」「大潟村産の野菜たっぷりサラダボウル」「3種のつけダレ」を組み合わせた大潟村の ご当地グルメ「三彩うどん」をいただきます。
あきたこまち100％「白い麺」・カボチャ入り「黄の麺」・古代米入り「黒い麺」を3色のつけダレで それぞれ味わい、野菜を加えてサラダ麺として いただきます。お気に入りの組み合わせを見つけて美味しくいただいてくださいね！
古代米の黒い麺にゴマダレをつけて
カボチャ麺にヤマイモ入り?の麺つゆ
大潟村の野菜はおいしいので残さず食べましたー。
揚げ餃子もついてました！
わたしの おなかには まだ若干の余裕が･･･、ほろ苦いカラメルが かかったプリン。ごちそうさまでしたー！
美味しい食べ物も大地のめぐみですね！
午後は「八郎湖という大きな湖はどのようにして出来たのか」「なぜ八郎潟を干拓したのか」「日本で2番目だったほどの大きな湖を どのようにして干拓し農地としたのか」ということを教えていただききます。今は豊かですが、戦後の日本は食料が不足していたのだそうです。そこで農地拡大・食料増産のために 日本中で いくつかの浅瀬や湖を干拓したんですって！八郎潟も そのひとつ なんです。
大潟村 北部排水機場
干拓地の中から水をくみ出すための施設です。すっかり陸地化した今も雨水などを排水するために大活躍しております。
排水ポンプの羽根車。くるくる回って水の流れを作り出し、排水します。
三種町 天瀬川にある夫殿大権現。
八郎潟といえば八郎太郎伝説ですね。
竜になってしまった八郎太郎は流れ流れて天瀬川に たどり着き長者夫婦に親切を受けます。神様から「明朝、一番鶏が鳴くのと同時に このあたりは いちめん 大洪水になる」との お告げを受けた八郎太郎は長者夫婦に逃げるように伝えますが、翌朝 大洪水のなか おばあさんが「忘れ物をした」と戻ってきてしまいました。八郎太郎は尻尾で おばあさんを弾き飛ばして洪水から守りますが、対岸の芦崎まで飛ばされてしまい、おじいさんと離ればなれになってしまう。おばあさんは八郎湖の対岸(北西)芦崎で姥御前神社に祀られ、おじいさんは ここで夫殿大権現として祀られるようになった。以来キッカケとなった鶏を忌んで芦崎と天瀬川では鶏を食べなくなったそうです。(現在は そんなこともなく食べているそうです)この時の洪水によって出来たのが八郎潟だ。･･･という ものがたり なんです。
体験記2に続くー
http://blogs.yahoo.co.jp/ogasikankoujyouhou/6735040.html
