お久しぶりの菅江真澄。
やっぱり この時期は海に行きたくなるんでしょうか?「男鹿の鈴風」になってから北浦~入道崎の海に近いところをずいぶん ゆっくりとした行程で歩いていますね。

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入道崎
文化七年(一八一〇)六月二十三日 水島に渡ってみようと、朝早く、立木(たちぎ)という山をひとめぐりし、背海(うしろうみ)という浜辺におりて赤狭間(あかさま)というところから、丸木舟(えぐり舟)に乗り、水島に向かって、波のたたぬように祈りながら漕ぎだした。小福浦(こふくら)の浜を過ぎると、長手・小立待などの岩がたくさん立っているあたりの景色がおもしろい。
船に乗って陸からは見えない いろんな色や形の岩を見るのって おもしろいですもんね!まるき舟で島めぐり・・・船酔いしないか心配です。

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水島
文化元年(一八一〇)六月二十三日 まるき舟で水島に渡る
この島は南北に長く、岬は菅生の崎(八森町)をさして子(北)にあたり、艮(東北)には岩木山、卯辰(東南東)に森吉山、巽(東南)に寒風山・赤神岳などが見える。

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ここから見ると水島は横長に見えますけど、実際は縦に長いようです。島の周囲に釣り人が3名ほど見えました。何が釣れるんですかねぇ♪
赤神岳というのは、真山本山のことですよね?当時は灯台とか無かったハズなんですが、菅江真澄って遠くのものが よぉ~~く見える目を持ってたんですねぇ。

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鹿落とし
文化七年(一八一〇)六月二十三日 まるき舟に乗り、海から海岸を見る
子持黒(こもちぐれ)・入道岩・鹿落とし などという、剣を立てたような高岩が岸に重なり立っている。鹿狩りのときは この崎の野に狩り集めて、これらの岩の上から追い落とすのだという。

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海に来たら船に乗りたくなりますよね~!風の音、波の音・・・陸で じっとしてると暑いですけど、船の上はとても涼しかったです。日差しで上がった温度を、海上を吹く風がビュンビュンぬぐい去っていく感じ!

男鹿は せっかく海に囲まれているんですし、存分に楽しまなきゃソンですよね!夏の砂浜もイイけど、岬もイイところですよ♥ねっ!菅江さん?