5月8日(日)男鹿市西海岸へ舞台島と孔雀窟を探検に行ってきました~!
まずは舞台島。「菅江真澄の道・蝙蝠の窟」のある駐車場から出発しますよ!
説明版のむこうに見える平らな岩が舞台島です。
ナルホド、舞台のように見えますね。ナマハゲ伝説に登場する漢の武帝が降り立った場所だ・・・という伝説から「ぶてい」が なまって「ぶたい」に なった、という説もあるそうです。
柵を越えて 足元の安全を確認しながら このあたりの景色も堪能してみましょう。崖の下を見下ろすと・・・、
烏帽子のようなカタチの、烏帽子岩(えぼし いわ)が見えます。
その奥にある白っぽい小島は御幣島(ごへい じま)です。御幣というのは神社で使う神祭用具ですね。御幣餅(五平餅)にも よく似ています。御幣島は別名「おんべ島」とも呼ばれ、岩のりの宝庫なんですって!佐竹公にも献上されたんだとか!?
このあたりの岩や島には ひとつひとつ に ちゃーんと名前が付いているんです。岩のカタチから他のものを連想して名前をつけるなんて、昔の人って感性が豊かですよねぇ~。
門前から加茂青砂へと続く旧歩道。
道路が整備されていない時代は、隣村に行くのも一苦労だったんでしょうねぇ・・・
やっと見えてきた舞台島・・・に
な・なんと!カモシカが・・・!!
わー!初めて会えましたー
急な崖を まっさかさまに駆け下りていきます。
カモシカが消えた先。ドコいっちゃったんでしょう・・・カモシカって泳げるのかな・・・?
このあたりの岩は赤い色をしていますね。グリーンタフ層より前、数千万年前の火山活動によって変色したんですって!赤いのは鉄分が含まれているからなんだとか!
ゴジラ・ロウソク・烏帽子など、形のユニークさだけでなく、赤や緑など色のバリエーションまで あるなんて、西海岸にある奇岩の多種多様さには本当に いつも驚かされますね!
つづいて芦の倉の駐車場に移動します。ここには「菅江真澄の道・大桟橋」の標柱がありました。
標柱の向こうに大桟橋・小桟橋がみえます。写真右上の ぽっかり穴の開いた岩が大棧橋です。
海側の崖を下ります。
前日の雨で土が ぬかるんでいる うえに、石がゴロゴロしていて とっても危険!
女泣島
昔、舟で このあたりを巡った一行のうち、女たちは危険だからと この島で下され、男たちだけで孔雀窟に向かったそうです。男たちの帰りが あまりに遅いので、置き去りにされたのでは・・・と心配した女たちが泣いたので女泣島と呼ばれるようになったのだとか・・・。風が強い日は「オーン、オーン」という鳴き声に似た風音が聞こえるかもしれません・・・。
もう少し下ると、女泣島の手前にチューリップのような岩が見えました。
西海岸は本当に奇岩の宝庫です。
急崖なので今回はパスしましたが、崖を降りると洞窟を も~っと間近に見学できるそうですよ!
そしてコチラが孔雀窟(こうじゃくいわや)
遊覧船に のると洞窟の奥まで見えるそうですよ!洞窟の中は高さ3~4m、幅が10mほど あるんですって!
岩の間には まるでバラのようなカワイイ植物も
こんな厳しい環境で元気に生きてるなんて、カワイイ見た目に反して大したド根性の持ち主ですね
舞台島・孔雀窟ともに、急な崖を降りなければならないので、体力や注意力を要する けっして楽ではない道程ですが、頑張って見に行く価値は充分に あると思います。軽登山の服装と飲み物、登山用ストックがあると なお良いでしょう道中、水分を補給すると だいぶ楽になるんです♪
この夏、男鹿・西海岸の海へと冒険に出かけてみませんか!?