船に乗らないと見ることが出来ない・・・と聞いていたんですが、「陸からでも白糸の滝を見ることが出来ますよ!!」・・・と観光協会の お兄さんに教えてもらい、男鹿の自然と文化の会・夏井興一 先生 主催の「白糸・四十八滝めぐり」に参加してきました~♪

「白糸の滝 駐車場」のスグそばの橋の下に白糸の滝が流れています。

橋の上から見た様子
開始までまだ時間がありますので、先生に道路の山側の小径から滝の上流を案内していただきました~♪
道路から 1分も歩かないうちに滝に到着。

この日は小雨降る あいにくの天気・・・だったんですが、おかげで水量が増し、こんな見事な滝を見ることができましたよ♪

せっかくなので少し頑張って もっと上流を目指しましょう!

9:30 16名ほどの参加者が全員集合したところで夏井先生お手製の地図を参考に、いよいよ「白糸・四十八滝めぐり」に出発です!四十八滝というのは かの菅江真澄が幾重にも連なる滝の様子を表現した言葉なんだそうです。

この標柱の右脇から100mも降って行くんですが、道というよりはチョット段になってるかな~ぐらいの道なき道を かかとに足を入れ体を斜めにしながら慎重に進んでいきます。山歩き用のステッキ?を お借りしておいて本当に良かった~。

頭上に駐車場横の橋が見えますね。

清く透明な流れが、いくつもの段差に打たれ、白いしぶきをあげながら うねるように落ちてきます。この滝は普段「白糸」の名にふさわしく、細く長く流れているそうなんですが、この日は雨で増量して なかなかの迫力です。

流れに板を渡し、その先の結構な高さの段差をロープを頼りに登ります。

さぁ、このスリルを一緒に味わいましょう・・・。

こうして俯瞰して見ると高さがよくわかりますね。

頑張った後に見る滝は、いっそう 良い眺めです。顔にかかる しぶき が 熱と一緒に疲れも奪っていくようです。

海に落ちる滝

ここからも大棧橋が見えます。木の向こうなので見えにくいですが、ぽっかり空いた まるい穴と、その上の橋のような部分が確認できましたー。

滝つぼに到着ー!もう汗だくです!! 水浴びしたい気分!!!
おもいきってレインコートを脱ぐと滝のキーンと清涼な空気が冷たくってキモチイイ!こんな熱が こもるだけのコートは いっそ要りません!小雨・・・というか霧雨も ひんやり冷たくって疲れが癒されます。水分って大事!滝と雨、そしてお茶で肌や喉まで潤おうと、元気まで補給された気分になります。
ところが辛いのはココからでした。降りは足元にさえ気を付けていれば周りを眺める余裕もあったんですが、帰り・・・つまり登りのほうは そうもいきません・・・、でも辛くなったところを見計らったように先生が滝を見せてくれるんです。

あぁ・・・癒されるー。

全員無事に生還?した後は、先生が椿地区の観光スポットを案内してくださいましたー。

椿漁港近くの駐車場から見た 椿の白岩
参加者の船木博明さんによる「心がけの良い人には お釈迦様に見える!」という説明に「私も お釈迦様に見える!!」という参加者さん続出です。当然わたしにも お釈迦様に見えましたー。

ロウソク岩

ところで、この辺の岩は緑色で とってもキレイですけど、どうして こんな色なんでしょ?
それは数千万年前、まだ日本がロシアと陸続きだったころ、火山活動で日本海ができる際に 火山灰が変色して出来たグリーンタフ層というものなんだそうです!

山を駆け上ろうとする馬に見えるーという緑色の大岩。「馬よりも豪太くんの方が似てる!」と言う方がいて、わたしも もう男鹿水族館GAOの豪太くんにしか見えなくなってきた・・・。ホラ!お尻のトコなんか特に馬より豪太くんぽいです。

ベコ石?牛に見えるからベコ(=牛)なんですって!
知識を蓄えた後は、おなかもイッパイに・・・ということで、椿の番屋さんで お食事に しま~す


能登山の椿のスグそばにあります。

椿の花が ちょうど見ごろですね。

みそ・しょうゆ・しお・とんこつ・・・。いやいやココはやはり番屋ラーメンで!
チリトマト?トマトの酸味と辛さが雨で冷えてきた体を温めてくれました。
自然に触れ、人に触れ、学んだり、冒険したりで あっという間の3時間でした。
開始前は少しでも晴れてくれれば~なんて しょんぼり しておりましたが、いざ歩いてみれば、小雨と いうには あまりに弱く、時折霧のような滴りを感じる程度でしたし、雨に けぶる滝も壮麗で美しかったので、滝めぐりには かえって都合のいい良い天気でした。
あ、でも急崖も あって足元が ぬかるむと とっても危険ですので、もし行かれる場合は雨天の日や、その翌日は避けて、足元には十分に注意して見学に行ってくださいね!

