今日は男鹿市船川港金川字金川にある「金川 八幡神社」まで お散歩しまーす。
チョットわかりにくいかもしれませんが、大きな道路からのぞいてみると、遠くに「金川 八幡神社」の石柱が見えますね。
ここは、先日取材させていただいた「船川神明社」の宮司さんが管理されているそうで「佐竹神社」と同じく大漁祈願の神社なんですって!
江戸時代、ハタハタ漁の自由化を求めて藩主に直訴した近藤武兵衛(こんどう ぶへい)翁顕彰碑も併設されているようなので、ハタハタ漁の季節が終わらないうちにお参りに行っておこうとおもいます。
神社に続く のぼり階段って「これから神様のいるところに お参りするんだなぁ」と、神妙なきもちにさせる効果がある気がします・・・。
金川八幡神社
雪の中の神社も、荘厳で静けさが増していいものですね。
この日はとっても いいお天気で、境内に差し込むまだらの光が あたたかみを増してイイかんじ!
「武兵衛翁顕彰碑」
説明板には こうあります。
近藤武兵衛顕彰碑
近藤武兵衛は男鹿鰰漁の功労者である。江戸時代に入り鰰漁は、決まった網数と漁業専有者だけより出来なかった。しかし天明の飢饉をきっかけに、今までの慣行を破る手繰網による自由化操業を求める声が起こり、その先頭にたった金川の武兵衛は、入牢あるいは叱りの処分を受けたといわれている。
しかし、手繰網による自由化操業を求める声が絶えず、ついに天保六年(1835)各村の家毎手繰網に永久自由化されたのである。これはひとえに武兵衛の功績によるものと、十二回忌の天保十二年(1841)金川村村民一同が供養・顕彰碑を建てたものである。この碑は、男鹿半島の漁業の歴史にとり貴重な資料である。
(市指定文化財)
男鹿市教育委員会
わたしたちが今うけている恩恵の多くは、先人たちの苦難と、それを打破しようとする取り組みがあったから こその賜物なのかもしれませんね。
今回の お散歩は、男鹿市教育委員会で発行している「船川港町さんぽマップ」を参考にしました。