みなさん、ハタハタ食べてますか?

おかげさまで市外からハタハタを食べに来てくれる方も順調に増えているようですし、これはもう船川神明社の右隣にありますハタハタ神社にお礼参りに行かなくては!というコトで、船川神明社 宮司の鈴木敏国 氏に ありがた~い お話を伺いに行ってきましたー。

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ハタハタ神社は正式名称を佐竹神社といいまして、初代秋田藩主・佐竹義宣(さたけ よしのぶ)公をハタハタの神さま・ご祭神として祀っております。

慶長7年(1602年)佐竹義宣(さたけよしのぶ)公が常陸国(ひたちのくに・現在の茨城県常陸太田市)から、出羽国久保田藩(秋田の千秋公園)にお国替えでいらしたときに水戸品川にあった保量神社を、現在男鹿市役所の南側を流れている保量川の川辺に移遷なさったんですって。この保量神社は八重事代主神つまり漁の神えびす様をお祀りしていたんです。佐竹神社と同じ大漁祈願の神様なんですね。

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↑現在の保量川(参考・市役所横「さかえまちはし」より撮影)

その年、秋田では今までにないくらいハタハタが獲れたので、漁師さんたちが義宣公のおかげだー!きっとハタハタは水戸から義宣公と一緒に秋田に来たに違いない!!・・・と、400年以上ものあいだ、義宣公は大漁の神様として、漁師さんたちに あつく信仰されてきたのだそうです。

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そして明治19年(1886年)、ご子孫の方に、義宣公の御神刀(短刀)を神社に形代(ご祭神)として下賜していただいてから現在に至るまで、佐竹神社はハタハタの神様・大漁の神様として崇められ続けています。
ハタハタの神様、今年も占いどおり男鹿に冬の恵みを与えて下さってありがとうございました。

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↑祭壇には先日の「鰰御籤(ハタハタ漁の占いおみくじ)」も納められていました。(中段右側)
 中央部にある御幣(白い和紙)もハタハタのカタチになっています!

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