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新しくなった男鹿駅~!

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の お隣・男鹿市観光協会さんに、たくさんの お客様が集まってきました。この日は9月の旬旅!男鹿梨 収獲体験と寒風山トレッキング ツアーの日。

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ホントは寒風山をトレッキングしてから梨狩り体験をする予定だったんですが、寒風山にモヤが かかっていたので、急遽 予定を変更して男鹿市役所 若美庁舎2階のジオパーク学習センターで解説員のキクチさんにイロイロ教えてもらうことにしました。

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一ノ目潟かんらん岩を、うすーく切ったものを顕微鏡で のぞいてみます。

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茶・赤・黄・緑・青・黒・・・ひとつの岩石の中に いろんな色が見えて、まるで万華鏡のようです。

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今日のテーマである「寒風山」についても解説していただきます。寒風山は約2万年前に活動を始めた火山で、何度も噴火を繰り返して、いまの形に なったのだそうです。火山であった寒風山では、火口や、溶岩が流れた跡(溶岩じわ)、火山岩で出来た「鬼の隠れ里」などが観察できます。「鬼の隠れ里」が どのような過程で出来たかを解説していただいたり、

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ペットボトルを使った実験を見せてもらいまーす!

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ペットボトルを振って水と混ぜ、地震による液状化現象を再現

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色のついたピンはマンホール。地盤の液状化により、地面の中にあったはずのマンホールが地上に出てきてしまう。目で見て手で触って学ぶことが出来るのが、ジオ学習センターの魅力です。

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その後は五里合中石地区に移動し、寒風山の見える「めぐみ農園」さんで、滝ノ頭の水で育まれた おいしい男鹿梨の収穫を体験をしま~す!

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小学3年生の若社長から「今日は お越しいただき ありがとうございました」と丁寧な挨拶がありました。カワイイ~♥

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今の時期の男鹿梨は「豊水」という品種です。甘いのに少ーし酸味があって水分量もバッチリ!な豊水を試食してから、いざ!梨狩りへ。

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お一人様5コずつの予定だったんですが、「台風で落ちて無駄になるくらいなら お客様に味わってもらいたい!」との ご厚意でひとり6コも いただいちゃいました~♪

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今日は天候が良くなくて行程が変更になったりと、みなさんには残念な思いをさせてしまったかなぁーと不安だったんですが、お得な思いもできて本当に良かった!

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あまりの美味しさに追加購入する おかあさんも いました。

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お腹が空いたところで、寒風山に移動!レストランで お昼ご飯を頂きましょう!

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男鹿名物のハタハタも入っていますね!

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ほぼ同時刻、寒風山にはワンコインバス見楽来号の姿が・・・お食事の席でも このワンコインバスが奥様達の間で話題になっておりました。

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「男鹿駅からだけじゃなくて秋田空港からも乗れるの!?帰りも?帰りも込みの金額でワンコイン?帰りも秋田駅まで送ってくれるの!?エーッ!??」と大変 驚いておいででしたね。はじめましての方とも こうして仲良く盛り上がれるのがツアーの楽しいところです。

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お食事の後は回転展望台で仲良く寒風山のモヤを楽しみました★

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えぐり舟やナマハゲ行事を再現した展示を見学。

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レストランの外で寒風石のナマハゲ像を発見!

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おっ!?なんだか晴れてきましたね!トレッキングを楽しみにしていた お客様も多いことですし、この分なら 歩けるだろう!ということで、最初予定していたコースとはチョット違うんですが、鬼の隠れ里から姫が岳に登り、蛇越長根の分岐点から すり鉢状の小噴火口の ふち を歩いて妻恋峠駐車場でゴールするコースを歩くことにしました。

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よぉ~く準備運動して、体をほぐしてから出発しますよ!

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鬼の隠れ里に到着!午前中にジオ学習センターでも教わりましたが、ココは鬼の隠れ家・・・ではなくて、ネバネバしたマグマが地上に押し上げられ、固まって塔のようになったもの(火山岩尖)が、ガラガラと崩れて出来たものなのだそうです。

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鬼の伝説だけではなく、この地を訪れた弘法大師が硯石にした・・・?という石もありました。この石のくぼみにたまった水は、どんなに日照りの日が続いても涸れることがないのだとか・・・???

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道端の花々を眺めながら、ススキに囲まれた遊歩道を歩きます

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蛇越長根 北登山口から姫が岳に登ります。ちょっと急なうえに、岩が階段のように埋まっていて ちょっぴりハード。さいわい早朝降った雨の影響は ほとんど無く、足元もスッカリ乾いておりました。

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足下には花が咲いていますし。

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振り返れば北浦の海や溶岩じわを見渡すことが出来ました。
景色や可愛い花を見て、涼しい風に吹かれると、体の熱と一緒に疲れもサーッとひいていくようでした。

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たたみ3畳分は あるという巨大な畳岩。
もっと晴れた日に、ココに座って景色を眺めたら・・・・・・どんなに気持ち良いことでしょう!

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登り続けること約25分。姫が岳へと続く「蛇越長根分岐点」に着きましたー!

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ココから姫が岳山頂へと続く道が「蛇越長根(じゃこしながね)」です。

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どうして「蛇」かというと・・・?そのむかし、この小噴火口の窪地には池があり、近くの村の住む お玉という娘が身を投げたことから「玉の池」と呼ばれるようになりました。お玉は大蛇となり、この「玉の池」に棲んでいましたが、池の水が徐々に干上がってきたため、この道を通って滝川地区にある「新 玉の池」に移り住んだのだそうです。それ以来、大蛇の通ったこの道は「蛇越長根」と呼ばれるようになりました。

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すり鉢のような形の小噴火口の ふち を歩いて姫が岳駐車場に向かう途中、小噴火口の西側に「風穴」が見えました。

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この風穴は、地中深くからの空気が流れ出ており、その温度は一年をとおして あまり変化がなく、夏には涼を求めて多くの人が訪れるのだそうです。
鬼・・・弘法大師・・・大蛇になった娘・・・さまざまな伝説に彩られた寒風山を、自分の足で歩いて お勉強したあとは、

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滝ノ頭水源地&浄水場で、山の恵み・湧き出る「滝ノ頭の水」を学びに行きましょう!

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まずは滝ノ頭の水で育った「鮪川クレソン」を試食。その美味しさを みなさん お気に召したようで「どうやって食べると美味しいの」と質問なさってました。サラダ・おひたし・お鍋などなど いろんな調理法でお召し上がりいただけるので、滝ノ頭にお越しの際には ぜひ買って行ってくださいね!貯水池の回りを散策し、滝ノ頭湧水を味わって、ペットボトルに汲んでスッカリ満足!

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お水だけではなく、浄水場の人から「この分水施設には38の穴が開いていて、男鹿市上水道・若美上水道・五里合・渡部にバランスよく分配されているんだよ」という知識まで仕入れちゃいます★

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浄水場の中も見学させてもらいました~♪

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寒風山が いかにして多くの水をたくわえているのかをイラストで説明してくれます。

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こうして今日は、滝ノ頭 浄水場+水源地・ジオ学習センター・寒風山で、アタマでもアシでも寒風山について学び、寒風山の 恵みである男鹿梨と 湧水をたっぷり わけていただいで、知識も オナカも ココロも満たして、有意義な いちにちを過ごすことが出来たのでしたー。