平成23年9月5日(月)に男鹿半島・大潟地域は「日本ジオパーク」に認定されました!
ジオパークとは、地球活動の遺産(地層、岩石、地形、火山、断層など)を主な見どころとする一種の自然公園で、地球活動の遺産を保護し、教育・研究に活用するとともに、新たな観光資源として地域の振興に活かすことをねらいとしています。
ジオパークについてはまだまだ勉強中なんですが、男鹿の大地が評価されたことはうれしいことですね!これからは新しい観光資源としていろんな活用方法が考えられていくことでしょう!!
ジオパークで地形や地層を観察できる場所をジオサイトと言うんですが、そのジオサイトのひとつ「入道埼」に行ってきました。
入道埼といえば白黒のしま模様の灯台。サンセットキッスの伝説もある男鹿を代表する観光地です。
ジオサイト「入道埼」では男鹿半島で最も古い岩石からなる地域です。5,000万年前の火山噴出物や、さらに古い恐竜がいた時代にできた花こう岩も見られます。
鹿落とし
鹿落としの断崖と海底透視船の船着場付近で見られる岩石は火山の噴出物がまだ熱いうちに積み重なってできた溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)の一種です。
溶結凝灰岩を近くで見るとピンク色の礫(れき)をたくさん含んでいます。これはマグマが地下から上がってくるときにその通り道にあった花こう岩を取り込んだものなんです!
この大きなピンクっぽい岩もそうなんでしょうか?
海底透視船の船着場から見た鹿落とし
男鹿の名物「石焼料理」には、溶結凝灰岩が使われます!この石は800~1000度の熱に耐え、金属のように真っ赤に焼けます。他の石はすぐに割れてしまうので代用できないんです!溶結凝灰岩も3回ほど使ってしまうと割れてしまうので貴重な石なんですって!!
※写真はイメージです。
男鹿の伝統料理に欠かせない石もジオパークと深く関っているんですね。
これからもジオパークについて勉強していきます!!