7月7日、潟上市天王と男鹿市船越の お祭り・東湖八坂神社 例大祭を初体験してきました~
この統人行事は国指定重要無形民俗文化財にもなっていて、200年以上の歴史があるんですって!

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このお祭りの運営は輪番制で、その年に行事を仕切る主なグループが一番統、それを補佐する二番統・・・というふうに、1年ごとに天王と船越の町内会が順番に お祭りを仕切るんだそうです。統人(とうにん)というのは、その年の当番の人たちのことなんですね。

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15時 神輿渡御(みこしとぎょ)

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山太鼓を先頭に着飾った子供たちを乗せた軽トラックが東湖八坂神社前から八竜橋を渡り、船越小学校 公邸にある御旅所まで ゆっくりと練り歩きます。

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そのころ統人宅前(天王本郷自治会館)では、

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ご神体である5本の大幣をくるんで・・・

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頭の方をスッポリと俵で包み、

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3本 束ねてギュッ!と縛ったら・・・

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清砂の上に立てて、

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3点でバランスを取るように開きます。

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16時すぎ、牛乗巡幸(うしのりじゅんこう)の準備

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黒い牛が現れ、鞍を装着されました

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スサノオノミコトが担ぎ出され、弓矢などを身に着けます。

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ご神体の周囲を時計回りに3周してから八竜橋へ

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くも舞神事

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船越水道の上には船が何艘も浮かび、船上のやぐらの上で、赤い衣装をまとった人が くるくると回転しています。蜘蛛舞(くもまい)(「蝶舞(ちょうまい)」とも)といって、八岐大蛇(ヤワタノオロチ)を表しているんですって!

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この蜘蛛舞(蝶舞)は船越側の担当なんですって!次の記事で動画としてアップしますよ!

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対岸に牛に乗ったスサノオがあらわれ、路上にまかれた清砂の上をまた3週します。

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これは水上の八岐大蛇を弓矢で射て退治する様子を表現しているそうです。

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蜘蛛舞が終わると、来た道を また、山太鼓を先頭に戻ります。

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又兵衛井戸というのが、昔このあたりに あったんですって!
東湖八坂神社を通り過ぎ、広場(御旅所)にお神輿を安置してスサノオの到着を待ちます。

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その間も山太鼓を奏でつづけていました

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スサノオが御旅所に到着しました~!

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お神輿のまわりを3周します

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スサノオが帰ったあとも儀式は続きます。

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神主さんが祝詞をあげます。

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巫女さんの神楽奉納。

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子供たちも お祓いしてもらってから、天王本郷自治会館の御旅所に戻ります。
ひとつひとつの所作や作法にも ちゃんと深い意味があって、ずーっと昔から伝わるものを大事に大事にしているということが よく わかりました。見に来て本当に良かったです。これからも男鹿市と潟上市が一緒に力を合わせて、このスバラシイ行事を守っていきたいですね!

いろいろ教えてくれた崇敬会 事務局のみなさん本当にありがとうございました