前回までは 文化元年(1804年)の菅江真澄の道・男鹿の秋風に沿って菅江真澄を追ってきましたが、今回からは いよいよ!ようやっと!!やっとこさ!!!今の季節に合わせて男鹿の春風をお届けすることができます!
文化7年、五城目町を出発した菅江真澄は八郎潟(当時は大きな湖でした)の北側をぐる~っと まわって男鹿市野石申川(さるかわ)に やってきました。ココから1810年3月22~28日の旅を追ってみましょう!
いつも男鹿市ホームページ → 観光 → 文化財 → 菅江真澄をたどる ページの地図http://www2.city.oga.akita.jp/contents/c.html?seq=828・・・を参考に旅しているんですが、いやー、迷いました。申川地区を3周ぐらい グルグルしても それらしき標柱は見つからず・・・しょんぼりしながら海側の坂を浜に向かって下ってみたんです。すると・・・、
なんということでしょう!海が見えるくらい下った先に・・・あったんです!執念が菅江さんに通じたんでしょうか!?
「申川」日吉神社
文化7年3月22日 日吉の社があるが、この神の本体は朽ちた木の根で、その形が槌に似ているので槌八幡と呼ばれている。
社の前から見た申川(さるかわ)の海です
「琴川」 3月28日 この山里は、寒風山の北辺の麓で、林の中に在る。高い丘に登ってみると、左手には森吉山に雪が白く、また遠近の山々の桜が見え隠れして面白い眺めである。
琴川入口から見た寒風山
「木曽」
行く春を 惜しみななきそ うぐいすよ 木ごとかわらず 花は咲きけり
菅江さんの日記は日付が旧暦なので ひと月遅れで追いかけたほうがイイみたいですね。ちょっと早すぎました・・・。花もウグイスもない・・・。イヤイヤイヤ、きっと こういう風景を見ておいてこそ、桜が咲いた時の華やかさ・感動が増すんです、ゼッタイ!
4月下旬、桜が咲いてからの景色が ますます楽しみになりましたね!